第19問
下図は、所得税において一定の所得水準までは課税しない基礎控除の効果を考え るため、縦軸に税額、横軸に所得をはかり、線形の課税線OAB を描いている。 このうちAB の部分は、 T =t(Y -A) で定義され、Y は所得金額、T は税額、t は比例税率、A(図の線分OA)は基礎控 除額を表している。 この図に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群 から選べ。 a 所得Y1 を得る者と所得Y2 を得る者では、追加的な同額の所得に対して課せ られる税額が等しい。 b 所得全体に占める税額の割合は、所得Y1 を得る者の方が所得Y2 を得る者よ りも大きい。 c 税率を一定にしたまま基礎控除額をY0 まで引き上げることによる減税額は、 所得Y2 を得る者の方が所得Y1 を得る者よりも大きい。
- ア a:正 b:正 c:正
- イ a:正 b:正 c:誤
- ウ a:正 b:誤 c:誤
- エ a:誤 b:正 c:誤
- オ a:誤 b:誤 c:正
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正解:ウ
解答:ウ(a:正、b:誤、c:誤)
基礎控除A・比例税率tの所得税(T=t(Y−A))。
- a(正):限界税率はtで一定なので、追加的な同額の所得に課される税額はY1・Y2いずれも同じ。
- b(誤):平均税率T/Y=t(1−A/Y)は所得が大きいほど高い(累進的)。平均税率はY2の方が大きく、「Y1の方が大きい」は誤り。
- c(誤):基礎控除の引上げによる減税額はt×(控除の増加分)で所得水準によらず同額。「Y2の方が大きい」は誤り。
よって ウ。