第12問
ある職場のDI 分析を行った結果を下図に示す。この図から読み取ることができ る改善施策として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
- ア 優先的に改善すべき対象は運搬工程Aであり、巡回経路を決めて定期的に運 搬するといった間接運搬システムの導入を検討する。
- イ 優先的に改善すべき対象は運搬工程Bであり、運搬頻度を少なくするか、ま たは運搬距離が短くなるようにレイアウトの改善を検討する。
- ウ 優先的に改善すべき対象は運搬工程Cであり、運搬頻度を少なくするか、ま たは運搬距離が短くなるようにレイアウトの改善を検討する。
- エ 優先的に改善すべき対象は運搬工程Eであり、コンベアで結ぶといった直接 運搬システムの導入を検討する。
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正解:イ
解答:イ
DI分析(Distance-Intensity分析)は、横軸に運搬距離、縦軸に運搬頻度(活発度)をとり、各運搬工程をプロットして改善対象の優先順位を判断する手法。距離×頻度の積(運搬の負荷=図中の右上方向にある点)が大きいものほど優先的に改善すべきである。
図の各点を読み取ると、A(距離1・頻度5)、B(距離4・頻度4)、C(距離0.6・頻度1)、D(距離2・頻度2.5)、E(距離5・頻度1)。距離×頻度はA≒5、B=16、C≒0.6、D=5、E=5となり、Bが最大で最優先の改善対象。距離も頻度もともに大きいBは、運搬頻度を減らす(まとめ運搬など)か、レイアウト改善で運搬距離を短くする対策が有効。
- ア(×):Aは頻度は高いが距離が短く、距離×頻度はBより小さいため最優先ではない。また頻度が高く距離が短いものはコンベア等の直接運搬が向き、巡回(間接運搬)の対象として挙げるのも適切でない。
- イ(○):最優先はB。運搬頻度を減らすか、レイアウト改善で運搬距離を短くする施策が妥当。
- ウ(×):Cは距離・頻度ともに小さく負荷が最も低いため、優先改善対象ではない。
- エ(×):Eは距離は長いが頻度が低く、距離×頻度はBより小さいため最優先ではない。低頻度・長距離には巡回(間接運搬)が向き、コンベアによる直接運搬は不向き。
よって イ。