第9問
ある製品を製造するための設備の候補として、生産能力が異なる設備AとBがあ る。それぞれの設備の生産能力、製造固定費、製造変動費単価は下表のとおりであ る。この2つの設備の製品需要量に関する優劣分岐点QAB(個/年)として、最も適 切なものを下記の解答群から選べ。
- ア QAB <25,000
- イ 25,000 ≦QAB <30,000
- ウ 30,000 ≦QAB <35,000
- エ 35,000 ≦QAB <40,000
- オ 40,000 ≦QAB 生産能力 年間の製造固定費 製造変動費単価 設備A 26,000 個/年 500 万円/年 250 円/個 設備B 35,000 個/年 950 万円/年 100 円/個
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正解:イ
解答:イ
設備A(生産能力26,000個/年、固定費500万円、変動費250円/個)と設備B(生産能力35,000個/年、固定費950万円、変動費100円/個)の総コストを比較し、優劣が入れ替わる需要量を求める。
コスト均等点(単純な分岐点): 500万+250Q = 950万+100Q 150Q = 450万 → Q = 30,000個。
ただし、設備Aの生産能力は26,000個/年が上限である。需要量が26,000個を超えると設備Aでは需要を満たせず、設備Bを選ばざるを得ない。すなわち、需要量が設備Aの能力(26,000個)を超えた時点で設備Bが優位(必須)となるため、実際の優劣分岐点は設備Aの生産能力に制約され QAB=26,000個/年 となる。
(参考:26,000個でのコストは、A=500万+250×26,000=1,150万円、B=950万+100×26,000=1,210万円で、能力内ではAが安いが、26,000個を超えるとAでは作れない。)
26,000個は選択肢の 25,000≦QAB<30,000 に該当する。
- ア(×)QAB<25,000/イ(○)25,000≦QAB<30,000/ウ(×)30,000≦QAB<35,000/エ(×)35,000≦QAB<40,000/オ(×)40,000≦QAB。
よって イ。