経済学・経済政策 R06年度 第19問

第19問

家計が消費する財・サービスは、①消費が競合するかどうか(競合性)と、②対価 を支払わない人の消費を排除できるかどうか(排除可能性)に基づき、下表のとおり 4つに分類できる。表中のAとBに入る財・サービスの例として、最も適切な組み 合わせを下記の解答群から選べ。

  1. A:公海に生息する魚介類 B:混雑現象を伴わない有料道路
  2. A:公海に生息する魚介類 B:晴れた日の日光浴
  3. A:晴れた日の日光浴 B:有料配信のオンライン視聴サービス
  4. A:有料配信のオンライン視聴サービス B:混雑現象を伴う一般道路
  5. A:有料配信のオンライン視聴サービス B:晴れた日の日光浴 消費に関する性質 競合する 競合しない 排除可能 A 排除不可能 B
▼ 解答・解説を見る

正解:

解答:エ

競合性×排除可能性で財を4分類する。Aは「排除可能・競合しない」(クラブ財)、Bは「排除不可能・競合する」(コモンプール財)の位置にある。

  • A(排除可能・競合しない):対価を払わない人は排除でき、かつ消費が競合しない財。有料配信のオンライン視聴サービスは、契約者だけが視聴でき(排除可能)、誰が見ても他者の視聴を妨げない(非競合)ため該当する。
  • B(排除不可能・競合する):誰でも利用でき排除できないが、利用が競合する財。混雑現象を伴う一般道路は、無料で誰でも通行でき(排除不可能)、混雑により互いの利用を妨げる(競合する)ため該当する。
  • ア(×):公海の魚介類は排除不可能・競合するコモンプール財でA(排除可能・競合しない)に合わない。
  • イ(×):同上、A・Bの分類に合致しない。
  • ウ(×):晴れた日の日光浴は排除不可能・非競合の純粋公共財でAに合わない。
  • エ(○):A=有料配信サービス(クラブ財)、B=混雑を伴う一般道路(コモンプール財)で分類に整合する。
  • オ(×):Bを晴れた日の日光浴(非競合)としており「競合する」というBの性質に合わない。

よって

#市場の失敗・外部性

← 経済学・経済政策の一覧へ戻る