財務・会計 R05年度 第16問

第16問

次の文章の空欄A~Cに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の 解答群から選べ。  100 万円のコストで製造した機械装置1台に対して、G社とH社の2社から、こ れを購入したい旨の引き合いがあった。G社は120 万円、H社は130 万円の価格を 提示している。どちらかに販売すると他方を断らなければならないため、 A はG社に販売したときは130 万円、H社に販売したときは120 万円であ る。100 万円の支出原価は、どちらを選択しても変化しないため、 B と呼 ばれる。それに対して、 A はどちらを選ぶかによって変化するため、 C と呼ばれる。

  1. A:機会原価  B:固定原価  C:変動原価
  2. A:機会原価  B:埋没原価  C:関連原価
  3. A:限界原価  B:固定原価  C:変動原価
  4. A:限界原価  B:埋没原価  C:関連原価
▼ 解答・解説を見る

正解:

解答:イ

意思決定会計の原価概念を問う問題。

  • A=機会原価:ある案を選ぶことで断念した(失われた)他の最善案からの利益。G社へ販売するとH社への130万円を、H社へ販売するとG社への120万円を失うため、これらが機会原価。
  • B=埋没原価:どの代替案を選んでも変化しない原価で、意思決定に無関連。100万円の製造原価(支出原価)は既に発生済みでどちらに売っても変わらないため埋没原価。
  • C=関連原価:意思決定によって金額が変化し、判断に影響を与える原価(機会原価のように案ごとに変わるもの)。

「限界原価」は生産量を1単位増やすときの追加原価であり、本問の文脈には合わない。

  • ア(×):B・Cが固定原価・変動原価で誤り。
  • イ(○):A機会原価・B埋没原価・C関連原価で整合。
  • ウ(×):Aを限界原価としており誤り。
  • エ(×):Aを限界原価としており誤り。

よって

#原価計算

← 財務・会計の一覧へ戻る