第6問
企業の先行者優位性に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア 技術が特許によって保護される状況では、技術の模倣や売買が不可能であるた め、先行者となる企業の優位性が維持されやすい。
- イ 顧客側のスイッチングコストが高い状況では、先行者となる企業の優位性が維 持されやすい。
- ウ 顧客の嗜 し 好 こう の変化や新しい顧客ニーズが次々に生まれる状況では、先行者とな る企業の優位性が維持されやすい。
- エ 先行者の投資に対して後発者が大きく「ただ乗り」できる状況では、先行者とな る企業の優位性が維持されやすい。
- オ 非連続的な技術革新が頻繁に起こる状況では、先行者となる企業の優位性が維 持されやすい。
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正解:イ
解答:イ
先行者優位は、後発者が容易に模倣・追随できない状況ほど維持されやすい。逆に環境が不連続に変化したり後発者がただ乗りできる状況では優位は失われやすい。
- ア(×):特許は模倣を防ぐが、ライセンス供与や特許の売買は可能であり「模倣や売買が不可能」は誤り。
- イ(○):顧客のスイッチングコストが高いと、後発者は既存顧客を奪いにくく、先行者が囲い込んだ顧客基盤を守れるため優位が維持されやすい。
- ウ(×):嗜好の変化や新ニーズが次々生まれる状況では、先行者の蓄積が陳腐化し後発者に逆転の機会を与えるため、優位は維持されにくい。
- エ(×):後発者が投資成果に大きくただ乗りできる状況では、先行投資の回収が難しく、先行者優位は維持されにくい。
- オ(×):非連続的な技術革新が頻発すると既存技術・資産が無効化され、先行者優位はむしろ崩れやすい。
よって イ。