第2問
業務にPC を導入しようとするとき、処理速度を検討する必要がある。PC の処 理速度は多くの要因によって変化し、その評価尺度もさまざまである。 PC の処理速度や評価尺度に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア 実際に使用するアプリケーションの処理内容を想定し、それらに特有な命令を 組み合わせた命令ミックスを用いて性能評価することをMIPS と呼ぶ。
- イ 数値演算を行う場合、同じ数値を整数として演算する場合に比べ小数点付き数 値として演算する方が処理が遅いのは、浮動小数点を用いる仕組みを使用してい るためである。
- ウ 整数演算の命令を実行させ、秒間に実行できた命令数を表す指標がFLOPS で、この逆数が平均命令実行時間である。
- エ 単位時間当たりの命令実行数はCPU のクロック周波数の逆数で表される。こ の値が大きく、またCPI)Cycles Per Instructionの値も大きいほど高速にプログ ラムが実行できる。 DKJC-1F
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正解:イ
解答:イ
PCの処理速度に関する評価尺度(MIPS・FLOPS・クロック・CPI)と浮動小数点演算の理解を問う問題。
- ア(×):実アプリの命令を組み合わせた命令ミックスで評価するのは「命令ミックス(ギブソンミックス等)」による評価であり、MIPS(1秒間の実行命令数100万単位)の定義そのものではない。
- イ(○):浮動小数点演算は仮数部・指数部に分けて扱う複雑な仕組みを使うため、単純な整数演算より処理が遅い。正しい。
- ウ(×):FLOPSは「浮動小数点演算」を1秒間に何回実行できるかの指標であり、整数演算の指標ではない。
- エ(×):単位時間当たり命令実行数はクロック周波数の「逆数」ではない。またCPI(1命令あたりサイクル数)は小さいほど高速で、大きいほど遅い。
よって イ。