第7問
デフレーションからの脱却は、日本経済が抱える長年の課題である。デフレーシ ョンが経済に及ぼす影響として、最も適切なものはどれか。
- ア デフレーションは、実質利子率を低下させる効果をもち、投資を刺激する。
- イ デフレーションは、賃借契約における負債額の実質価値を低下させるので、債 務を抑制する。
- ウ デフレーションは、保有資産の実質価値の増加を通じて、消費を抑制する。
- エ デフレーションは、名目賃金が財・サービスの価格よりも下方硬直的である場 合には実質賃金を高止まりさせる。 DKJC-1A
▼ 解答・解説を見る
正解:エ
解答:エ
デフレ(物価下落、期待インフレ率がマイナス)の経済効果。実質利子率=名目利子率-期待インフレ率なので、デフレは実質利子率を高め、投資を抑制する。また負債・保有資産の実質価値を高める。
- ア(×):デフレは実質利子率を「上昇」させ、投資を抑制する。低下・刺激は逆。
- イ(×):デフレは負債の実質価値を「増加」させ、債務負担を重くする(デット・デフレーション)。抑制ではない。
- ウ(×):保有資産の実質価値は増加するが、それは消費を「促進」する方向の効果。抑制とするのは論理が逆。
- エ(○):名目賃金が財・サービス価格より下方硬直的だと、物価下落時に実質賃金(=名目賃金/物価)が高止まりし、雇用・生産を圧迫する。
よって エ。