経済学・経済政策 H28年度 第7問

第7問

デフレーションからの脱却は、日本経済が抱える長年の課題である。デフレーシ ョンが経済に及ぼす影響として、最も適切なものはどれか。

  1. デフレーションは、実質利子率を低下させる効果をもち、投資を刺激する。
  2. デフレーションは、賃借契約における負債額の実質価値を低下させるので、債 務を抑制する。
  3. デフレーションは、保有資産の実質価値の増加を通じて、消費を抑制する。
  4. デフレーションは、名目賃金が財・サービスの価格よりも下方硬直的である場 合には実質賃金を高止まりさせる。 DKJC-1A
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正解:

解答:エ

デフレ(物価下落、期待インフレ率がマイナス)の経済効果。実質利子率=名目利子率-期待インフレ率なので、デフレは実質利子率を高め、投資を抑制する。また負債・保有資産の実質価値を高める。

  • ア(×):デフレは実質利子率を「上昇」させ、投資を抑制する。低下・刺激は逆。
  • イ(×):デフレは負債の実質価値を「増加」させ、債務負担を重くする(デット・デフレーション)。抑制ではない。
  • ウ(×):保有資産の実質価値は増加するが、それは消費を「促進」する方向の効果。抑制とするのは論理が逆。
  • エ(○):名目賃金が財・サービス価格より下方硬直的だと、物価下落時に実質賃金(=名目賃金/物価)が高止まりし、雇用・生産を圧迫する。

よって

#物価・インフレ

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