第2問
下図は、次の つの指標の四半期ごとの推移を、a〜dに表したものである。 ・大企業の生産・営業用設備判断DI ・中小企業の生産・営業用設備判断DI ・金融機関の大企業に対する貸出態度判断DI ・金融機関の中小企業に対する貸出態度判断DI 「生産・営業用設備判断DI」については「過剰」と回答した割合から「不足」と回答 した割合を引いたもの、「金融機関の貸出態度判断DI」については「緩い」と回答し た割合から「厳しい」と回答した割合を引いたものとなっている。 これらのうち、「中小企業の生産・営業用設備判断DI」(以下、「設備」という。) と、「金融機関の中小企業に対する貸出態度判断DI」(以下、「貸出態度」という。)を 表すものとして、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。 2013 2012 2011 2010 2009 2008 (年) 25 20 15 10 5 0 -5 -10 -15 -20 a b c d DKJC-1A 2 V解答群X
- ア 設備がbで、貸出態度がa
- イ 設備がdで、貸出態度がa
- ウ 設備がdで、貸出態度がb
- エ 設備がdで、貸出態度がc
▼ 解答・解説を見る
正解:ウ
解答:ウ
〔リード〕日銀短観のDIを読み取る問題。判断の軸は2点。(1)企業規模の差:金融機関の貸出態度は大企業に対して緩く(高い値)、中小企業に対しては相対的に厳しい(低い値)。設備判断についても規模差が出る。(2)局面の差:2008~2009年の金融危機(リーマンショック)期には貸出態度が大きく悪化(低下)し、その後回復するという形をとる。これらから「中小企業の設備(過剰超)」と「中小企業に対する貸出態度」を特定する。設備判断DIは「過剰-不足」で、設備過剰感が続くため正の値で推移する系列(d)が中小企業の設備にあたる。貸出態度は危機後に大きく落ち込み回復する系列が貸出態度であり、中小企業に対する分はそのうち相対的に低い側(b)となる。
- ア(×):設備をbとしている点が誤り。bは貸出態度の系列であり、設備判断ではない。
- イ(×):設備をdとした点は正しいが、貸出態度をaとした点が誤り。aは大企業に対する貸出態度(より緩い=高い値)であり、中小企業向けはそれより低い系列である。
- ウ(○):設備=d(中小企業の設備過剰超で正値推移)、貸出態度=b(中小企業向けで大企業向けより低い系列)の組み合わせが正しい。
- エ(×):設備をdとした点は正しいが、貸出態度をcとした点が誤り。
よって ウ。