第21問
労働災害におけるハインリッヒの法則に関する記述として、最も不適切なものは どれか。
- ア 件の重大な傷害事故の背後には約30 件の軽微な傷害事故が存在する。
- イ 件の重大な傷害事故の背後には約300 件の無傷事故が存在する。
- ウ ハインリッヒの法則は、事故事例の調査に基づく経験則である。
- エ 労働環境において、不安全状態を原因とする事故は不安全行動を原因とする事 故よりも多い。 DKJC-1D
▼ 解答・解説を見る
正解:エ
解答:エ(最も不適切)
〔リード〕ハインリッヒの法則は、1件の重大災害(重傷)の背後に29件の軽傷災害、300件の無傷害事故(ヒヤリ・ハット)が存在するという「1:29:300」の経験則。労働災害の調査に基づく統計的経験則である。最も不適切なものを選ぶ。
- ア(○・適切):1件の重大な傷害事故の背後に約29件(≒30件)の軽微な傷害事故が存在する、というのは法則の「29」に当たる。正しい。
- イ(○・適切):1件の重大な傷害事故の背後に約300件の無傷事故が存在する、というのは法則の「300」に当たる。正しい。
- ウ(○・適切):ハインリッヒの法則は、多数の事故事例の調査に基づく経験則である。正しい。
- エ(×・最も不適切):ハインリッヒの研究では、事故の大半(約88%)は「不安全行動(人の不安全な行為)」に起因するとされ、不安全状態(物の不安全な状態、約10%)よりも多い。「不安全状態を原因とする事故が不安全行動を原因とする事故より多い」は逆で誤り。最も不適切。
よって、最も不適切なものは エ。