経済学・経済政策 H24年度 第5問

第5問

下表は、総務省が公表した「家計調査報告(二人以上世帯)」2010 年11 月分、2011 年11 月分にある勤労者世帯の収支内訳から、実収入(世帯主収入、配偶者の収入、 他の世帯員の収入等の合計)、消費支出、非消費支出(所得税、社会保険料等)の金 額を抜き出したものである。これら勤労者世帯の限界消費性向を求めるとき、その 求め方として最も適切なものを下記の解答群から選べ。 F 暗73,480 円 E 暗295,066 円 D 暗424,272 円 2011 年11 月 C 暗74,018 円 B 暗309,548 円 A 暗431,281 円 2010 年11 月 非消費支出 消費支出 実収入 V解答群X

  1. E D 安F
  2. B 袷E A 袷D
  3. E 安B D 安A
  4. B 袷E (A安C)袷(D安F)
  5. E 安B (D安F)安(A安C) DKJC-1A
▼ 解答・解説を見る

正解:

解答:オ

〔リード〕限界消費性向=(消費支出の変化分)÷(可処分所得の変化分)。可処分所得は「実収入-非消費支出(税・社会保険料)」で求める。表の記号は、2010年11月:A=実収入431,281、B=消費支出309,548、C=非消費支出74,018、2011年11月:D=実収入424,272、E=消費支出295,066、F=非消費支出73,480。

  • 消費支出の変化分=E-B(2011年の消費-2010年の消費)。

  • 可処分所得の変化分=(D-F)-(A-C)=2011年可処分所得-2010年可処分所得。

  • したがって限界消費性向=(E-B)÷{(D-F)-(A-C)}。

  • ア(×):(E-D)/F の形は意味をなさず、限界消費性向の定義に合致しない。

  • イ(×):(B-E)/(A-D)。分子分母の符号と中身(非消費支出を控除していない)が誤り。

  • ウ(×):(E-B)/(D-A)。可処分所得への変換(非消費支出の控除)を行っておらず、実収入の差を分母にしている点が誤り。

  • エ(×):(B-E)÷{(A-C)-(D-F)}。分子・分母とも符号が逆で、結果は正しい値の符号反転となり不適切。

  • オ(○):(E-B)÷{(D-F)-(A-C)}。消費支出の変化分を、可処分所得(実収入-非消費支出)の変化分で割っており、限界消費性向の定義に合致する。

よって

#消費理論

← 経済学・経済政策の一覧へ戻る