経済学・経済政策 H23年度 第21問

第21問

製造業における稼働率指数と設備投資との間に見られる一般的な関係として、最 も適切なものはどれか。

  1. 稼働率の低下は資本ストックの不足を意味し、設備投資の停滞を生じさせる。
  2. 稼働率の低下は遊休設備の発生を意味し、既存設備の活用と設備投資の停滞が 生じる。
  3. 景気の拡大期には設備投資が増加し、資本ストックの過剰と遊休設備の増大が 生じる。
  4. 景気の後退期には稼働率が上昇し、期待成長率の上昇から設備投資が増加す る。 ― 17― ◇M1(688―19)
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正解:

解答:イ

〔リード〕稼働率指数は、保有する設備能力に対して実際にどれだけ稼働しているかを示す。稼働率が高い(設備が不足気味)と新規の設備投資が促され、稼働率が低い(遊休設備が多い)と既存設備でまかなえるため設備投資は停滞する。景気の局面とも対応する(拡大期は稼働率上昇・投資増、後退期は稼働率低下・投資停滞)。

  • ア(×):稼働率の低下は資本ストックの「過剰(遊休設備の発生)」を意味する。資本ストックの不足とするのは逆で誤り。
  • イ(○):稼働率の低下は遊休設備の発生を意味し、企業はまず既存設備の活用で対応するため、新規設備投資は停滞する。一般的な関係として正しい。
  • ウ(×):景気拡大期は需要増で稼働率が上昇し設備投資が増えるが、その局面で「資本ストックの過剰と遊休設備の増大」が生じるとするのは矛盾しており誤り。
  • エ(×):景気後退期は需要減で稼働率が「低下」し、期待成長率も下がって設備投資は減少する。稼働率上昇・投資増加とするのは逆で誤り。

よって

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