第9問
データベースは近年の情報システムの要ともなっている。その開発の成否が情報 システムのパフォーマンスに多大な影響を及ぼす。データベースに関する記述とし て最も適切なものはどれか。
- ア システム開発におけるリポジトリとは、データだけではなくソフトウェア開発 および保守における情報、例えば、プログラム間の関連、各種図表なども一元的 に管理するためのものである。
- イ スキーマとは、データベース上のデータ内容、データ構造などを記述したもの を指すが、このうち概念スキーマとは、利用者やアプリケーションプログラムか ら見たデータの定義を意味する。
- ウ データベースの設計は、データ分析、概念設計、論理設計、物理設計の順にな されるが、ER 図は物理設計の際に用いられる有用なツールである。
- エ ネットワークデータベースは、ひとつのテーブルに記録するデータのレコード 間に親子関係のような対多の関係性を持たせたデータベースである。 ― 8― ◇M6(688―140)
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正解:ア
解答:ア
〔データベースの基礎概念を問う問題〕
- ア(○):リポジトリは、データだけでなくプログラム間の関連や各種図表などソフトウェア開発・保守に関する情報を一元管理する格納庫。記述は正しい。
- イ(×):3層スキーマのうち、利用者やアプリケーションから見たデータ定義は外部スキーマ。概念スキーマはデータ全体の論理構造を表すもので、説明が外部スキーマと取り違えている。
- ウ(×):ER図はデータの実体と関連を表現するもので、主に**概念設計(論理設計)**で用いる。物理設計の道具ではない。
- エ(×):1対多(親子)の木構造を持つのは階層型データベース。ネットワーク型は多対多の網状の関連を表現できるもので、説明が階層型のものになっている。
よって ア。