第18問
ある市場で社が競争している状況を考える。生産量で競争する場合と、価格で 競争する場合に、それぞれの企業の反応関数ならびに反応関数の交点が下図のよう に表されている。先導者と追随者が区別された場合に、以下のa~dの記述のう ち、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。 生産量で競争する場合 価格で競争する場合 ― 22― ◇M1(295―24) a 生産量で競争する場合、先導者となった企業の利益は、反応関数の交点におけ る利益よりも高い。 b 生産量で競争する場合、追随者となった企業の利益は、反応関数の交点におけ る利益よりも高い。 c 価格で競争する場合、先導者となった企業の利益は、反応関数の交点における 利益よりも高い。 d 価格で競争する場合、追随者となった企業の利益は、反応関数の交点における 利益よりも高い。
- ア aとc
- イ aとd
- ウ bとc
- エ bとd
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正解:イ
解答:イ
〔リード〕**生産量競争(シュタッケルベルク)**では、反応関数の交点はクールノー均衡。先に動く先導者は相手の反応を織り込んで生産量を多めに決め、クールノー均衡(交点)より高い利益を得る(先行者有利)。追随者の利益は交点より低くなる。 **価格競争(ベルトラン型の価格先導)**では、先に価格を提示する先導者よりも、後から相手をやや下回る価格をつけられる追随者の方が有利になり、追随者の利益が交点より高くなる(後行者有利)。
- a(正):生産量競争では先導者の利益は交点(クールノー均衡)より高い。正しい。
- b(誤):生産量競争では追随者の利益は交点より「低い」。「高い」は誤り。
- c(誤):価格競争では先導者の利益は交点より高くならない(追随者に下回られる)。誤り。
- d(正):価格競争では追随者の利益が交点より高い。正しい。
正しい組み合わせはaとd。
よって イ。