経済学・経済政策 H22年度 第13問

第13問

新興国の中には、自国通貨をアメリカ・ドルに事実上連動させている国もある。 自国通貨の切り上げ圧力が高まっているときに、その国が為替介入を行いアメリ カ・ドルとの固定レートを維持しようとすると、どのような影響があるか。最も適 切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。 a 自国の金融市場は緩和的になる。 b 自国の金融市場は引き締め的になる。 c 外貨準備高が増加する。 d 外貨準備高が減少する。

  1. aとc
  2. aとd
  3. bとc
  4. bとd ― 17― ◇M1(295―19)
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正解:

解答:ア

〔リード〕自国通貨に切り上げ圧力(通貨高圧力)があるとき、固定レートを維持するには、中央銀行が自国通貨を売ってドルを買う介入を行う。これにより市場に自国通貨が供給され、外貨(ドル)準備が積み上がる。

  • a(正):自国通貨売り介入で自国通貨が市中に供給され、マネーストックが増加して金融市場は緩和的になる。正しい。
  • b(誤):緩和的になるのであって「引き締め的」は誤り。
  • c(正):ドルを買うため外貨準備高は増加する。正しい。
  • d(誤):外貨準備は増加するのであって「減少」は誤り(減少するのは自国通貨安=切り下げ圧力に対しドル売り介入する場合)。

正しい組み合わせはaとc。

よって

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