第13問
計量モデルによる需要予測に関する記述として、最も不適切なものはどれか。
- ア 最小二乗法による需要関数のパラメータ推定では、パラメータ数以上の需要 データが必要である。
- イ 重相関係数は、需要関数での推定がどの程度需要量を説明したかを測るのに用 いられる。
- ウ 需要関数の説明変数が多くなれば、最小二乗法における残差平方和は小さくな る。
- エ 需要関数の説明変数が多くなればなるほど、予測精度は高くなる。 ― 6― ◇M4(557―95)
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正解:エ
解答:エ
〔リード〕計量モデル(回帰分析)による需要予測の基礎。最小二乗法・残差平方和・重相関係数・説明変数の数と予測精度の関係を問う。
- ア(○):最小二乗法でパラメータを一意に推定するには、推定すべきパラメータ数以上の需要データ(観測値)が必要(自由度の確保)。妥当。
- イ(○):重相関係数(決定係数の平方根)は、推定された需要関数が実際の需要量をどの程度説明したかを測る指標。妥当。
- ウ(○):説明変数を増やすと、最小二乗法では当てはまりが向上し、残差平方和は減少する(増えることはない)。妥当。
- エ(×):説明変数を増やすほど標本への当てはまりは良くなるが、過剰適合(オーバーフィッティング)や多重共線性、自由度の低下により、将来に対する予測精度はむしろ低下することがある。「多くなればなるほど予測精度が高くなる」とは限らず不適切。
よって エ。