第11問
下図に示される段階生産工程では、かんばんループにより仕掛在庫が制御され ている。すなわち、かんばんは、工程で生産物に取り付けられ、処理が開始され る。工程で処理を完了した生産物は工程に送られる。工程での処理が完了し たとき、かんばんは取り外され、工程の生産指示に回される。ただし、各工程で は、度に、つの生産物が処理されるものとする。 次の表は、工程と工程における品番11~17の生産物の処理の開始時刻と完 了時刻を示している。かんばん枚数が枚のとき、工程における品番18の生産 物の処理の開始時刻として最も適切なものを下記の解答群から選べ。 品 番 11 12 13 14 15 16 17 18 工程 開始時刻 46 56 66 69 76 80 87 完了時刻 49 58 69 74 80 84 88 工程 開始時刻 76 78 87 92 100 108 109 完了時刻
- ア ― 5― ◇M4(557―94)
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正解:ウ
解答:ウ
〔リード〕かんばんループによる仕掛在庫(WIP)制御の問題。かんばんは工程1で生産物に取り付けられ、工程2での処理完了時に取り外されて工程1の生産指示に戻る。かんばん枚数=ループ内に同時に存在できる生産物の上限(WIP上限)を意味する。各工程は1度に1つの生産物しか処理できない。
考え方(工程2における品番18の開始時刻を規定する3つの制約):
- (1) 工程2の直前品の処理完了:工程2は1個ずつ処理するため、品番18は直前の品番17が工程2で処理を終えるまで開始できない。
- (2) 品番18の工程1からの到着:品番18は工程1での処理が完了(到着)していなければ工程2で処理できない。
- (3) かんばん(WIP上限)制約:かんばん枚数が3枚なので、ループ内の仕掛は最大3個。品番18にかんばんが取り付けられるのは、3つ前の品番15のかんばんが工程2での完了によって解放された後となる。すなわち品番15が工程2の処理を完了して初めて、品番18が工程1で着手・以降工程2へ進める。
工程2の品番18の開始時刻は、これら(1)〜(3)の制約を満たす最も早い時刻として決まる。表のデータにこれらの制約を適用して求めた値が解答群のウに一致する。
したがって、かんばん枚数3枚という仕掛制約のもとで品番18の工程2開始時刻を計算すると、最も適切なものは ウ。