第16問
いわゆるサブプライムローン問題が大きな問題となっている。金融機関が不良債 権を抱えた場合、一定の自己資本比率を維持するために必要な方策として、最も適 切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。 a 貸し出しの減少 b 貸し出しの増加 c 他社による当該金融機関への資本注入 d 他社の株式購入
- ア aとc
- イ aとd
- ウ bとc
- エ bとd ― 17― ◇M1(743―19)
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正解:ア
解答:ア
〔リード〕自己資本比率=自己資本÷リスク資産。不良債権で自己資本が毀損したとき、比率を維持するには「分母のリスク資産を減らす」か「分子の自己資本を増やす」のいずれか。
- a=貸し出しの減少(○):貸出はリスク資産。これを減らせば分母が縮小し自己資本比率は上昇(維持)する。いわゆる「貸し渋り・貸し剥がし」を招く方策。
- b=貸し出しの増加(×):リスク資産が増え分母が拡大するため、自己資本比率はむしろ低下する。逆効果。
- c=他社による当該金融機関への資本注入(○):自己資本(分子)が増えるため比率は上昇する。維持策として有効。
- d=他社の株式購入(×):株式はリスク資産(市場リスク等を伴う)であり、購入すれば分母が増えて比率は低下しうる。維持策にならない。
正しいのは a と c →ア。
よって ア。