中小企業経営・中小企業政策 H20年度 第10問

第10問

グローバル化の進展は、日本の企業間取引関係にも大きな影響を与えている。 国際生産分業体制の構築等によって、多くの企業や産業分野において、いわゆる 系列関係に代表される少数の特定取引先に依存した取引関係の見直しが進み、多数 の取引先との多面的な取引関係への移行、すなわち取引構造のメッシュ化の進展が 見受けられる。企業間取引において、取引先の増加や大口取引先への依存度低下が 進むことにより、企業が期待できるメリットとして、最も不適切なものはどれか。

  1. 価格や納期等において有利な条件を提示する取引先を選択できる。
  2. 技術流出のリスクが低減する。
  3. 受発注量の変動に対するリスク分散を図ることができる。
  4. 多様な情報が入手可能である。
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正解:

解答:イ

〔リード〕取引構造のメッシュ化(取引先の増加・大口依存度低下)で企業が期待できるメリットとして「最も不適切」を選ぶ。

  • ア 有利な条件の取引先を選択できる(○=適切):取引先が増えれば競争原理が働き、価格・納期で有利な相手を選べる。
  • イ 技術流出のリスクが低減する(×=最も不適切):取引先が増えるほど自社技術に接する相手が増え、技術流出リスクはむしろ高まる。メリットとはいえない。
  • ウ 受発注量変動へのリスク分散(○=適切):取引先分散で特定先の変動の影響を緩和できる。
  • エ 多様な情報が入手可能(○=適切):多数の取引先から多面的な情報を得られる。

よって最も不適切なのは

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