中小企業経営・中小企業政策 H20年度 第5問

第5問

次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 近年、製造業を取り巻く環境変化のひとつとして、グローバル競争の加速化、市 場ニーズの多様化、急激な技術革新の進展などを背景に、製品の市場投入から成 長、成熟、衰退までのライフサイクルが短縮化していることが挙げられる。上場し ている製造業を対象とした経済産業省の調べ(2007年2月)をもとに、業種別に主 力製品の現在のライフサイクル年数を5年前と比較すると、特に 産業に おける短縮化が著しく、年前の約割の水準となっている。こうした製品のライ フサイクルの短縮化は、サポーティングインダストリーの中核を担う中小製造業の 経営にも大きな影響を及ぼしているものと考えられる。 (

設問1

) 文中の空欄に入る最も適切な語句はどれか。

  1. 化 学
  2. 家 電
  3. 自動車
  4. 鉄 鋼 (

設問2

) 文中の下線部について、想定される中小製造業への影響として、最も不適切な ものはどれか。

  1. 価格低下のスピードが速まる。
  2. 技術革新への対応が求められるようになる。
  3. 生産変動が大きくなる。
  4. 知的財産保護への対応が求められるようになる。
  5. 納期が短縮化する。 ― 6― ◇M7(743―166)
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正解: 設問1 設問2

解答:設問1=イ、設問2=エ

〔設問1〕主力製品ライフサイクルの短縮化が著しい業種

  • ア 化学(×):素材系で製品サイクルは比較的長い。
  • イ 家電(○):デジタル化・コモディティ化が急速に進み、製品ライフサイクルの短縮化が最も著しい代表業種。
  • ウ 自動車(×):モデルサイクルは数年単位で家電ほど短くない。
  • エ 鉄鋼(×):素材産業で製品サイクルは長い。

〔設問2〕ライフサイクル短縮化が中小製造業に及ぼす影響として「最も不適切」なもの

  • ア 価格低下のスピードが速まる(×=適切):短サイクル化で価格下落は加速する。
  • イ 技術革新への対応が求められる(×=適切):頻繁な製品更新に追随する必要。
  • ウ 生産変動が大きくなる(×=適切):受注の振れが大きくなる。
  • エ 知的財産保護への対応が求められる(○=最も不適切):知財保護の要請はライフサイクル短縮化に直接起因するものではなく、本問で問う「短縮化の影響」としては最も不適切。
  • オ 納期が短縮化する(×=適切):短サイクル化で短納期要求が強まる。

よって 設問1=、設問2=

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