第38問
製造業ないし卸売業と小売業の間での商品情報を共有するための基盤として期待 されるGDS(Global Data Synchronization)に関する記述として、最も不適切なも のはどれか。
- ア GDS 普及の阻害要因のつとして、標準化された商品マスターが登録される データベースに接続するためのシステム投資が、新たに必要となる点が指摘され ている。
- イ 卸売業や小売業では、各社独自の商品マスター管理が不要になることから、コ ストダウン効果が期待されている。
- ウ 商品マスターの独自性が損なわれることから、小売業の競争力が損なわれる恐 れが懸念されている。
- エ 標準化された商品マスターを一括管理するための費用負担をどうするかという 課題を克服する必要がある。
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正解:ウ
解答:ウ
〔リード〕GDS(Global Data Synchronization=標準化された商品マスターを企業間で同期・共有する仕組み)について「最も不適切なもの」を選ぶ問題。GDSは商品マスターを標準化・一元管理し、各社の重複管理を解消するのがねらい。
- ア(○):標準化された商品マスターDBへ接続するためのシステム投資が新たに必要となる点は、普及の阻害要因として指摘されており妥当。
- イ(○):各社が独自に商品マスターを管理する必要がなくなり、重複入力・メンテのコストダウンが期待できる。正しい。
- ウ(×):GDSで標準化されるのは商品の基本属性(マスター情報)であり、これは本来共有されるべき非競争領域。共有しても小売業の品揃え・価格・販促といった競争力が損なわれるわけではなく、「独自性が損なわれ競争力が損なわれる恐れ」という説明は不適切。よって最も不適切。
- エ(○):標準化マスターを一括管理する費用負担をどう分担するかは現実的な課題であり、妥当。
よって ウ。