データベース
ER図
Entity-Relationship Diagram
概要
データベースの構造をエンティティ(実体)とリレーションシップ(関連)で視覚的に表現する図。
詳細解説
ER図は、データベースの概念設計において、管理対象となるエンティティ(実体)とその間のリレーションシップ(関連)を図示する手法である。エンティティは矩形、リレーションシップはひし形、属性は楕円で表現される。
リレーションシップには1対1、1対多、多対多の3種類がある。多対多のリレーションシップは中間テーブルを用いて1対多に分解する。データベース設計の初期段階で要件を整理するために不可欠なツールである。
試験対策のポイント
- 暗記必須:ER図はエンティティ(実体)とリレーションシップ(関連)でデータ構造を表す。カーディナリティ(多重度)で1対1・1対多・多対多を表現。
- 頻出ポイント:多対多の関連は、そのままでは実装できず連関エンティティ(中間テーブル)を設けて1対多に分解する点が問われる。
- 関連づけ:データベース設計の上流工程で作成し、正規化したテーブル設計につなげる。
事例・具体例
「顧客」エンティティと「注文」エンティティの関係は1対多(1人の顧客が複数の注文を行う)である。「学生」と「科目」の関係は多対多であり、「履修」という中間テーブルで分解する。
提唱者・関連学者
ピーター・チェン(Peter Chen)が1976年にER図(実体関連モデル)を提唱し、データベース設計の標準的な手法として広く普及した。