国際経済
ヘクシャー=オリーンの定理
Heckscher-Ohlin Theorem
概要
各国は自国に豊富に存在する生産要素を集約的に使用する財を輸出するという定理。
詳細解説
ヘクシャー=オリーンの定理(H-O定理)は、各国の比較優位の源泉を生産要素の賦存量の差異に求める理論である。資本が豊富な国は資本集約財を輸出し、労働が豊富な国は労働集約財を輸出する。
この理論からストルパー=サミュエルソンの定理(貿易は豊富な要素の報酬を上昇させ、稀少な要素の報酬を低下させる)や要素価格均等化定理が導かれる。ただしレオンチェフの逆説(米国が労働集約財を輸出)などの反証もある。
試験対策のポイント
- 暗記必須:各国は自国に豊富な生産要素を集約的に使う財を輸出する(要素賦存の差で貿易を説明)。
- ひっかけ注意:技術差で説明するリカードモデルとの違いを明確に。H-Oは要素賦存量の差が源泉。
- 関連づけ:レオンチェフの逆説(実証で理論と逆の結果)も合わせて問われる。
提唱者・関連学者
エリ・ヘクシャーとベルティル・オリーンが提唱した。オリーンは1977年にノーベル経済学賞を受賞した。