概要

BCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)とは、災害・大規模システム障害・サイバー攻撃などで事業が中断する事態に備え、重要な業務を中断させない、または中断しても早期に復旧させるための計画です。

このBCPを策定し、運用・訓練・見直しを通じて継続的に管理する活動がBCM(Business Continuity Management:事業継続管理)です。「計画=BCP、その管理の仕組み=BCM」という関係です。

詳細(BCPとBCM・RTO/RPO)

BCP:事業を止めないための備え
1被災・停止発生2BCP発動初動3代替手段で継続事業継続4復旧通常復帰
  1. 1被災・停止:災害・障害で業務が止まる
  2. 2BCP発動:計画に基づき対応開始
  3. 3代替手段で継続:重要業務を優先復旧(RTO)
  4. 4復旧:システム・業務を元に戻す
用語意味
BCP(事業継続計画)有事に重要業務を継続・早期復旧するための計画そのもの。
BCM(事業継続管理)BCPの策定・運用・訓練・見直しを行うマネジメント活動。
RTO(目標復旧時間)業務を「いつまでに」復旧させるかの目標時間。
RPO(目標復旧時点)「どの時点」のデータまで復旧させるかの目標(バックアップ間隔と関連)。
BCPのキーワードは「事業の中断を防ぎ早期復旧する計画」。RTO(いつまでに)/RPO(どの時点まで)の違いが頻出。BCP=計画、BCM=その管理活動、という区別も押さえましょう。

対策と備え

BCPは「作って金庫にしまう」だけでは機能しません。訓練を通じて、実際に動けるかを検証し、改善することが重要です。可用性(事業を止めない)を守る取り組みといえます。

関連例

大規模災害だけでなく、近年はランサムウェアによる基幹システム停止が事業継続を脅かす主要因になっています。バックアップからの復旧手順や代替運用をBCPに織り込み、訓練していた組織は、被害時にも比較的早く事業を再開できています。

試験での問われ方