パブリシティとは
パブリシティとは、企業やブランドの情報がニュースや記事としてメディアに取り上げられることを指します。広告と異なり、メディアの編集判断により掲載されるため、掲載費用は原則無料であり、第三者であるメディアのフィルターを通じた情報であることから、読者・視聴者からの信頼性が高いという特徴があります。PR活動の中核をなす重要な手法です。
パブリシティの種類
パブリシティは主に3つの種類に分類されます。①フリーパブリシティ(メディアが自主的に取り上げるもの。費用がかからず信頼性が最も高い)、②ペイドパブリシティ(記事広告・タイアップ記事として費用を支払って掲載するもの。「PR」「広告」表記が必要)、③タイアップ(メディアと企業が共同で企画制作するもの)。フリーパブリシティの獲得がPR活動の最大の目標とされますが、内容のコントロールが難しく、掲載の保証もないというリスクがあります。
パブリシティを獲得する方法
メディアに取り上げられるためには、ニュースバリュー(報道価値)のある情報提供が不可欠です。①新規性(業界初、日本初の取り組み)、②社会性(社会課題への対応)、③時事性(トレンドや季節との関連)、④話題性(著名人の起用、ユニークな企画)、⑤地域性(地域密着の取り組み)。これらの要素を意識してプレスリリースを作成し、適切なメディアに情報提供することが基本戦略です。記者との日頃からの関係構築も重要なファクターです。
パブリシティの効果測定
パブリシティの効果は「広告換算値(AVE:Advertising Value Equivalency)」で測定されることが多く、獲得した掲載スペースを広告料金に換算して算出します。しかし近年はAVEだけでなく、メディアの質(掲載媒体の信頼性・影響力)、論調分析(ポジティブ/ネガティブ/ニュートラル)、リーチ数、ウェブサイトへの流入増加、SNSでの拡散量など、多角的な効果測定が求められています。
具体例・事例
パブリシティは、企業やブランドの情報がニュースや記事としてメディアに取り上げられることです。具体例は次のとおりです。
- 記事掲載:新商品や取り組みが、新聞やWebメディアで紹介される
- 番組での紹介:テレビやラジオで商品やサービスが取り上げられる
- 中小企業の例:ある飲食店のユニークなメニューが、地域情報番組で紹介され、来店客が増えるケース
どんなときに使う?(活用シーン)
広告費をかけず、第三者の視点による信頼性の高い露出を得たい場面で重要になります。
- 報道を通じて、広告にはない信頼感を獲得する
- 第三者が取り上げる形で、客観的な評価を伝える
- 話題性のある情報を提供し、自然な紹介を狙う
- 中小企業では、地域メディアでの紹介を、低コストの集客・認知に活かす
よくある質問
Q. パブリシティと広告の違いは何ですか?
A. 広告は費用を払って掲載し内容を管理できますが、パブリシティはメディアの編集判断で掲載され、原則無料です。第三者を通じた情報のため、読者・視聴者からの信頼が高くなりやすい点が大きな違いです。
Q. 掲載内容は自社で決められますか?
A. 決められません。記事や番組の内容はメディア側が判断します。意図と違う伝わり方をする可能性もあるため、正確な情報提供を心がけ、取材には誠実に対応することが大切です。掲載を保証できない点も特徴です。