ニュースバリューとは
ニュースバリュー(報道価値)とは、ある情報がメディアに取り上げられる価値を持っているかどうかの判断基準です。記者は毎日大量の情報に接する中で、読者・視聴者に伝える価値がある情報を選別しています。PR活動で効果的なパブリシティを獲得するには、自社の情報にニュースバリューを付与し、メディアに「報じたい」と思わせる企画力が求められます。
ニュースバリューの構成要素
報道学で古典的に挙げられるニュースバリューの要素は、①新規性(新しさ。初、最新、最先端)、②社会的影響(多くの人に影響がある)、③時事性(季節性やトレンドとの関連)、④近接性(読者に身近な話題)、⑤著名性(有名人や有名企業の関与)、⑥人間味(感動、共感、ドラマ性)、⑦対立・葛藤(議論を呼ぶ話題)、⑧異常性(珍しさ、意外性)です。これらの要素を一つでも多く含む情報ほど、メディアに取り上げられやすくなります。
ニュースバリューを高めるPR手法
自社の情報にニュースバリューが不足している場合、以下の手法で価値を付加できます。①調査・アンケートの実施とデータの公表(数字はニュースになりやすい)、②社会課題との接続(トレンドや社会問題と自社の取り組みを関連づける)、③記念日・イベントとの連動(○○の日、季節行事)、④著名人やKOLとのコラボレーション、⑤業界初・日本初のアングルの発掘、⑥ビジュアルインパクトのある企画の実施。
ニュースバリューの判断と時代変化
ニュースバリューの基準はメディアの種類によって異なります。全国紙は社会的影響力や政策との関連を重視し、ビジネスメディアは市場への影響や経営戦略を重視し、ライフスタイルメディアはトレンド性と読者の共感を重視します。また、デジタル時代にはPV(ページビュー)やSNSシェア数もニュースバリューの判断基準に加わり、「バズりやすさ」もメディアが記事化の判断に考慮するファクターとなっています。
具体例・事例
ニュースバリュー(報道価値)は、ある情報がメディアに取り上げられる価値を持つかの判断基準です。一般に次のような要素が重視されます。
- 新しさ・珍しさ:「初」「業界初」など、これまでにない要素
- 社会性・時事性:旬の話題や社会的関心の高いテーマとの関連
- 中小企業の例:ある店が、地域の課題解決につながるユニークな取り組みを始め、その新しさが記事として注目されるケース
どんなときに使う?(活用シーン)
自社の情報を報道につなげるため、話題の切り口を磨きたい場面で活用されます。
- プレスリリースに、新しさや社会性といった報道される要素を盛り込む
- 記者の関心に合う角度から、自社の話題を組み立てる
- 季節や時事の話題と関連づけ、取り上げられやすくする
- 中小企業では、地域性や独自性を切り口にして、地元メディアの関心を引く
よくある質問
Q. ニュースバリューはどう高められますか?
A. 一般に、新しさ・珍しさ・社会性・地域性・意外性などの要素を意識すると高まります。同じ取り組みでも「業界初」「地域の課題に応える」といった切り口を見つけることで、報道される可能性が上がります。
Q. 小さな会社の話題でも取り上げられますか?
A. 取り上げられます。規模より切り口が重要です。地域ならではの話題や、社会の関心事と結びつく独自の取り組みは、地元メディアや専門媒体にとって価値ある情報になります。何が新しいかを明確に示すことが鍵です。