サービスマーケティング(7P)

Services Marketing (7Ps)

サービスマーケティングの7Pとは

サービスマーケティングの7Pとは、従来の4P(Product、Price、Place、Promotion)に、「People(人)」「Process(プロセス)」「Physical Evidence(物的証拠)」の3つを加えたフレームワークです。1981年にバーナード・ブームズとメアリー・ジョー・ビトナーが提唱しました。

サービス・マーケティングの7P 基本の4P サービス業で追加の3P Product製品 Price価格 Place流通 Promotion販促 People人(接客) Process提供過程 PhysicalEvidence物的証拠 サービスは形が見えないため、人・提供の流れ・店舗や内装などの 「目に見える要素」まで含めて設計するのが7Pの考え方です。
図:7P ― サービス業向けに4Pへ「人・プロセス・物的証拠」の3つを加えた拡張版

追加された3つのP

People(人):サービスを提供するスタッフの質、態度、スキルが顧客満足度に直結します。Process(プロセス):サービスが提供される手順や仕組み。効率的で一貫したプロセスが重要です。Physical Evidence(物的証拠):サービスの品質を可視化する物理的要素(店舗の雰囲気、ユニフォーム、Webサイトなど)。

なぜ7Pが必要か

サービスには「無形性」「不可分性」「変動性」「消滅性」という4つの特性があり、有形の製品とは異なるマーケティングアプローチが必要です。7Pはこれらの特性に対応するためのフレームワークとして、サービス業のマーケティング戦略立案に広く活用されています。

7Pの現代的意義

SaaS、サブスクリプション、シェアリングエコノミーなど、サービス型ビジネスモデルが主流になる中、7Pの重要性はますます高まっています。デジタルサービスにおいても、UI/UX(Physical Evidence)やカスタマーサポート(People)、オンボーディング(Process)の設計が成功の鍵を握ります。

具体例・事例

7Pは、形のないサービスを扱うために4Pへ3要素を加えたものです。追加分は次の通りです。

例えば美容室では、技術だけでなくスタッフの対応や店内の居心地が評価を決めます。

どんなときに使う?(活用シーン)

7Pは、サービス業の品質を多面的に点検する場面で役立ちます。

よくある質問

Q. なぜサービス業では4Pだけでは足りないのですか?
A. サービスは形がなく、その場で提供・消費されるため、提供する人や手順、空間の印象が品質を大きく左右するからです。これらは製品の4Pでは捉えにくいため、People・Process・Physical Evidenceを加えて補います。

Q. 物的証拠(Physical Evidence)とは具体的に何ですか?
A. 形のないサービスの品質を、顧客が判断する手がかりとなる目に見える要素です。店内の清潔さや内装、スタッフの身だしなみ、パンフレットやウェブサイトの作り込みなどが該当し、信頼感を左右します。