リターゲティングとは
リターゲティング(Retargeting)とは、一度自社のWebサイトやアプリを訪問したユーザーに対して、他のサイトやSNS上で広告を再表示する手法です。Google広告では「リマーケティング(Remarketing)」と呼ばれます。サイトを離脱したユーザーを呼び戻し、コンバージョンにつなげることが目的です。
リターゲティングの仕組み
自社サイトにタグ(ピクセル)を設置し、訪問者のブラウザにCookieを付与します。そのCookie情報を基に、ユーザーが他のサイトを閲覧する際に自社の広告を表示します。商品を閲覧したが購入しなかったユーザーに、その商品の広告を表示するダイナミックリターゲティングも効果的です。
リターゲティングの効果
一般的にリターゲティング広告は通常のディスプレイ広告と比較して、CTRが2〜3倍、CVRが数倍高い傾向にあります。なぜなら、すでに自社サイトを訪問したことのあるユーザー(興味を持っている潜在顧客)に対してアプローチするためです。
Cookie規制への対応
サードパーティCookieの規制強化(ITP、Cookie廃止の動き)により、従来のリターゲティングが困難になりつつあります。ファーストパーティデータの活用、サーバーサイドトラッキング、コンバージョンAPI、コンテクスチュアルターゲティングなど、代替手法への移行が進んでいます。
具体例・事例
リターゲティング広告は、一度サイトに来た人を追いかけて再アプローチします。
- 仕組みの例:商品ページを見たが買わなかった人に、後日別のサイトでその商品の広告を表示します。
- 身近な中小企業の例:あるECサイトで、カートに入れたまま離脱した人へ再度広告を見せ、購入を後押しする、という使い方は成果につながりやすいケースです。
どんなときに使う?(活用シーン)
リターゲティング広告は、関心を示した人を取りこぼさないために使います。
- 離脱者の呼び戻し:検討途中で離れた人に再度接触します。
- カゴ落ち対策:購入直前で離脱した人を後押しします。
- 中小企業の実務:新規より関心の高い層が対象のため、少額でも成果を出しやすい入門的な手法です。
よくある質問
Q. リターゲティング広告はしつこく感じられませんか?
A. 同じ広告を何度も出しすぎると嫌悪感を招きます。フリークエンシーキャップ(表示回数の上限)を設定したり、一定期間で配信を止めたりする工夫が必要です。購入済みの人を配信対象から除外することも、無駄と不快感を減らすのに有効です。
Q. Cookie規制でリターゲティングはできなくなりますか?
A. サードパーティCookieの制限で、サイトをまたぐ追跡は難しくなる傾向にあります。ただし各媒体は代替手段を整備しており、自社サイト内のデータを使う方法も広がっています。手法は変わりつつも、すぐに使えなくなるわけではありません。