mAPとは
mAP(mean Average Precision:平均適合率平均)とは、物体検出モデルの性能を評価するための標準的な指標です。各クラスのAP(Average Precision)を計算し、それらの平均を取ることで、モデル全体の検出性能を一つの数値で表します。
| ひとことで言うと | 物体検出モデルの精度を、クラスごとの平均適合率を平均して表す指標。 |
|---|---|
| 読み方 | 0〜1(または%)。0.5以上なら実用的、0.7以上なら高精度が一つの目安。 |
| 注意点 | IoUのしきい値で値が変わる。比較するときは同じ条件かを必ず確認する。 |
mAPの計算方法
mAPの計算にはいくつかのステップがあります。まず各検出結果をIoU閾値に基づいてTP(True Positive:正しい検出)またはFP(False Positive:誤検出)に分類します。次に、信頼度スコアの高い順に並べ、各点でのPrecision(適合率)とRecall(再現率)を計算してPrecision-Recall曲線を描きます。この曲線の下の面積がAP(Average Precision)です。全クラスのAPの平均がmAPとなります。
1IoUで正解判定0.5以上を検出成功とする
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2PR曲線を描く適合率と再現率の関係
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3AP(面積)を計算クラスごとに求める
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4全クラスで平均それがmAP
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5モデルを比較高いほど高性能
評価基準の違い
mAPの計算方法はデータセットによって異なります。PASCAL VOCでは、IoU閾値0.5でのmAP(mAP@0.5)が使用されます。MS COCOでは、IoU閾値を0.5から0.95まで0.05刻みで変化させた10段階のmAPの平均を主指標とします。これをmAP@[.5:.95]と表記します。COCOではさらに、小・中・大の物体サイズ別のmAPも報告されます。モデルの性能比較を行う際は、同じデータセットと同じ評価基準で比較することが重要です。