日本のAI研究史

History of AI Research in Japan

日本のAI研究史とは

日本のAI研究は1960年代に始まり、特に1980年代の第五世代コンピュータプロジェクトで世界的な注目を集めました。ロボティクスと組み合わせた応用研究に強みを持ちながらも、ディープラーニング時代にはアメリカ・中国に後れを取る課題にも直面しています。

黎明期と第五世代コンピュータ

日本のAI研究は1960年代に東京大学や電子技術総合研究所を中心に始まりました。1982年に通産省(現経済産業省)が開始した第五世代コンピュータプロジェクトは、総額約570億円を投じた国家プロジェクトで、並列推論マシンによる知識処理の実現を目指しました。

ロボティクスとの融合

日本はAIとロボティクスの融合において独自の強みを発揮してきました。ソニーのAIBOやホンダのASIMOなど、人間と共存するロボットの開発は世界の注目を集めました。産業用ロボット分野では現在も世界をリードしています。

第3次ブームへの対応

ディープラーニング革命以降、日本はAI人材の不足やデータ活用の遅れが課題として指摘されてきました。2019年に「AI戦略2019」を策定し、AI人材の年間25万人育成や社会実装の加速を目指しています。理化学研究所のAIPセンター設立、東京大学の松尾研究室の活動、Preferred Networksの台頭など、日本発のAI研究も着実に成果を上げています。