予想問題 運営管理 令和8年度予想 第18問

この問題は本試験の過去問ではありません。当サイトが出題傾向の分析に基づいて作成したオリジナル問題です。

第18問

論点:物流センターの運営と共同輸配送

物流センターの運営および輸配送に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. TC(通過型物流センター)は、商品を在庫として保管することで納品リードタイムを短縮する。
  2. 共同輸配送で積載効率が高まると、各企業の顧客への配送数量も減少する。
  3. クロスドッキングは、入荷した商品を保管せずに出荷先別に仕分けて出荷する。
  4. 摘み取り方式のピッキングは、品種単位でまとめて集品した後に出荷先別に仕分ける。
  5. ユニットロードシステムの導入により、パレットやコンテナの滞留や偏在を防止できる。
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正解:

解答:ウ

第13 章の頻出論点である物流センターの機能と輸配送効率化の複合問題。DC と TC、摘み取りと種まき、といった対になる用語の説明を入れ替えるのが、この分野の定番の引っかけである。

  • ア(×):商品を在庫として保管し、納品リードタイムを短くしやすいのはDC(在庫型物流センター)であるTC(通過型物流センター)は在庫を持たず、入荷品を保管せずに仕分けて即出荷する。DC と TC を入れ替えた誤り。
  • イ(×):共同輸配送により積載効率は高まりうるが、各企業が顧客へ届ける配送数量そのものが減るわけではない。「効率が上がる」ことと「運ぶ量が減る」ことを混同した誤り。
  • ウ(○):クロスドッキングは、入荷ドックから出荷ドックへ荷を横切らせるように、保管を経ずに出荷先別に仕分けて即出荷する方式であり、TC で多く用いられる。
  • エ(×):品種単位でまとめて集品した後に出荷先別に仕分けるのは種まき方式(品種別・トータルピッキング)である摘み取り方式(オーダー別・シングルピッキング)は、1 オーダーごとに作業者が保管場所を周回して集める方式であり、両者を入れ替えている。
  • オ(×):ユニットロードシステムは荷役の機械化・省力化や荷姿の維持といった効果をもたらすが、パレットやコンテナという容器そのものを回収・管理する必要が生じるため、むしろ滞留や偏在が起こりやすくなる。「防止できる」は逆であり、ユニットロードの代表的なデメリットを効果として述べた誤り。

なお、クロスドッキングは保管しない分だけ鮮度を保ちやすく、チルド食品や日配品など高回転・短鮮度の商品にこそ適している(「適さない」とする肢は誤り)。

よって

なぜこの論点を予想したか

過去19年の出題実績を集計すると物流・ロジスティクス〈第13章〉は19年間で136回、毎年4〜9問が出題される最頻出級の論点である。R07でも第35問(ユニットロード)・第36問(共同輸配送)・第37問(物流センターの運営)が並んで出題された。DC/TC・クロスドッキングはH20第26問・R06第37問で、ピッキング方式はH25第35問で、共同物流はH28第36問で問われており、定義の入れ替えを狙う引っかけのパターンが定着している。

#物流・ロジスティクス

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