この問題は本試験の過去問ではありません。当サイトが出題傾向の分析に基づいて作成したオリジナル問題です。
第9問
論点:需要の価格弾力性
ある財について、価格を100円から120円に引き上げたところ、需要量は200個から180個に減少した。この財の需要の価格弾力性(絶対値)に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア 需要の価格弾力性は、0.5である。
- イ 需要の価格弾力性は、2である。
- ウ この財の需要は、弾力的である。
- エ 価格の引き上げによって、総収入は減少する。
- オ 価格を引き下げれば、総収入は増加する。
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正解:ア
解答:ア
需要の価格弾力性(絶対値)=|需要量の変化率|÷|価格の変化率|で計算する。
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価格の変化率=(120−100)÷100=20%
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需要量の変化率=(180−200)÷200=−10%(絶対値10%)
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弾力性=10÷20=0.5(1より小さいので非弾力的)
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ア(○):10%÷20%=0.5。
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イ(×):2は分母と分子を取り違え、20÷10とした誤り。
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ウ(×):弾力性0.5は1より小さいため非弾力的。弾力的(1より大)は誤り。
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エ(×):非弾力的な財は価格を上げると総収入が増える。実際、100×200=20,000円→120×180=21,600円と増加する。
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オ(×):非弾力的な財は値下げしても数量があまり増えず、総収入は減少する。
よって ア。
なぜこの論点を予想したか
需要の価格弾力性は経済学・経済政策で最頻出の論点で、R06第13問・R07第13問と2年連続で出題された。両問が正誤の組み合わせ型だったため、本問は具体的な数値を与えて弾力性を計算させ、弾力性と総収入の関係まで問う計算型に切り口を変えた。割り算のみで解け、図表なしで成立する。