予想問題 経営情報システム 令和8年度予想 第7問

この問題は本試験の過去問ではありません。当サイトが出題傾向の分析に基づいて作成したオリジナル問題です。

第7問

論点:データ構造と探索アルゴリズム

データ構造およびアルゴリズムに関する記述とその用語の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。 a 先に入れたデータから先に取り出す、先入れ先出しの規則で管理されるデータ構造。 b 最後に入れたデータから先に取り出す、後入れ先出しの規則で管理されるデータ構造。 c あらかじめ整列されたデータの中央の値と比較し、探索の範囲を半分に絞ることを繰り返す方法。

  1. a:キュー b:スタック c:線形探索
  2. a:キュー b:スタック c:二分探索
  3. a:キュー b:リスト c:ハッシュ法
  4. a:スタック b:キュー c:線形探索
  5. a:スタック b:キュー c:二分探索
▼ 解答・解説を見る

正解:

解答:イ

各記述に該当するデータ構造・アルゴリズムを特定する。スタック=LIFO(後入れ先出し)/キュー=FIFO(先入れ先出し)の対比と、二分探索には事前の整列が必要が急所。

  • a=キュー:先に入れたデータから先に取り出すFIFO(先入れ先出し)の構造。行列(待ち行列)と同じで、早く入庫した商品から先に出荷する在庫管理や、印刷の順番待ちなどに使われる。なおスタックは最後に入れたものから取り出すLIFOなので不適。
  • b=スタック:最後に入れたデータから先に取り出すLIFO(後入れ先出し)の構造。積み重ねた本と同じで、関数呼び出しの管理や逆ポーランド記法の計算、「元に戻す(Undo)」などに使われる。リストはポインタで数珠つなぎにした構造なので不適。
  • c=二分探索:中央のデータと比較して目的が前か後ろかを判定し、範囲を半分に絞ることを繰り返す方法。あらかじめ整列済みであることが前提となる。線形探索は先頭から順に1つずつ照合する方法で並べ替えは不要、ハッシュ法はキーを計算式に通して格納場所を直接求める方法であり、いずれも記述と一致しない。

したがって a:キュー、b:スタック、c:二分探索。よって

なぜこの論点を予想したか

過去19年の出題実績を論点別に集計すると、プログラミング・言語〈第3章〉は延べ60回で19年すべてに出題があり(R03は8問、R07は4問)、テキストもスタックとキュー・ソートと探索を「超頻出」とする。第3章の対応過去問表では、データ構造(キュー・スタック)はH25第5問、アルゴリズム(ソート・二分探索・ハッシュ)はH26第5問が最後で、いずれも10年以上出題が確認できない。近年の同章の出題はオブジェクト指向(R02第3問・R06第3問)と言語の特徴(R04第3問)に偏っており、R05〜R07の全問を検索しても「スタック」「キュー」「二分探索」の語はない。

#プログラミング・言語

← 予想問題の一覧へ戻る