この問題は本試験の過去問ではありません。当サイトが出題傾向の分析に基づいて作成したオリジナル問題です。
第5問
論点:Webの仕組みとCookie
Webサイトで用いられる技術に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。 a Ajaxは、サーバと非同期通信を行い、画面全体を書き換えることなく一部だけを更新する手法である。 b Cookieは、Webサーバがブラウザに小さなデータを預けて保存させる仕組みである。 c HTTPは、直前のやり取りの状態をサーバが保持し続けるステートフルなプロトコルである。 d JavaScriptは、サーバ側で動作し、データベースと連携してWebページを生成する言語である。
- ア a:正 b:正 c:誤 d:誤
- イ a:正 b:誤 c:正 d:正
- ウ a:正 b:誤 c:誤 d:正
- エ a:誤 b:正 c:正 d:誤
- オ a:誤 b:誤 c:正 d:正
▼ 解答・解説を見る
正解:ア
解答:ア
Webの土台は「クライアント(ブラウザ)とサーバがリクエスト/レスポンスを交わす」こと。そのうえでHTML=構造/CSS=見た目/JavaScript=動きという役割分担と、HTTPはステートレスという性質を押さえる。
- a(○):Ajax(Asynchronous JavaScript + XML)は、サーバと非同期通信を行い、画面全体を書き換えずに一部だけを動的に更新する手法である。地図をスクロールしても全体が再読込されない、あの仕組み。正しい。
- b(○):Cookieは、Webサーバがブラウザに小さなデータを預けて保存させる仕組みである。次のアクセス時にブラウザがそれを送り返すため、サーバは「さっきの人だ」と分かる。正しい。
- c(×):HTTPは、前のやり取りを覚えていないステートレスなプロトコルである。だからこそCookieやセッションで「同じ利用者だ」と分かるようにする必要がある。「ステートフル」は誤り。
- d(×):サーバ側で動作し、データベースと連携してWebページを生成するのはPHPなどの説明。JavaScriptはブラウザ(クライアント側)で動くスクリプト言語であり、サーバ側で動く「Java」とも別物である。誤り。
したがって a:正、b:正、c:誤、d:誤。よって ア。
なぜこの論点を予想したか
過去19年の出題実績を論点別に集計すると、Web・インターネット〈第6章〉は延べ76回で19年すべてに出題があり(R07は4問)、テキストも「毎年3〜5問」「得点源にすべき最重要分野」とする。第6章の対応過去問表を見ると、URL(R01第8問)、HTML(H21第4問)、DHTML・RSS・Ajax(H23第7問)、REST・Web API・JSON(R07第4問)は出題済みだが、HTTPのステートレス性とCookieを正面から問う出題は見当たらない。R05〜R07の全問を検索しても「Cookie」「ステートレス」の語は現れず、未出の空白領域である。