この問題は本試験の過去問ではありません。当サイトが出題傾向の分析に基づいて作成したオリジナル問題です。
第1問
論点:サブネットマスクと利用可能なホストアドレス数
ある企業のLANでは、ネットワークアドレスが192.168.10.64/26、サブネットマスクが255.255.255.192に設定されている。 このネットワークにおいて、ホストに割り当てることができるIPアドレスの最大数として、最も適切なものはどれか。
- ア 30
- イ 32
- ウ 62
- エ 64
- オ 126
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正解:ウ
解答:ウ
サブネットマスクからホスト数を求める定番の計算。「①ホスト部のビット数を求める → ②2のべき乗で総数を出す → ③使えない2つを引く」の3ステップで解ける。
Step1 ホスト部のビット数を求める
IPv4のIPアドレスは全部で32ビット。CIDR表記の「/26」は、先頭から26ビットがネットワーク部であることを示す。
ホスト部 = 32 − 26 = 6ビット
(サブネットマスク255.255.255.192の末尾192は2進数で11000000であり、1が並ぶ部分がネットワーク部。24 + 2 = 26ビットとなり、/26と一致する。)
Step2 ホスト部で表せるアドレスの総数を求める
6ビットで表せる組合せ = 2の6乗 = 64個
Step3 割り当てできない2つを引く
すべて0のアドレスはネットワークアドレス、すべて1のアドレスはブロードキャストアドレスであり、いずれも機器には割り当てられない。
使えるホスト数 = 64 − 2 = 62個
- ア(×):30。ホスト部を5ビット(/27)として計算した場合の値(2の5乗−2)であり、本問の/26には当てはまらない。
- イ(×):32。ホスト部を5ビット(/27)とし、さらに−2の処理も行っていない値。
- ウ(○):62。ホスト部6ビットで2の6乗=64、ここからネットワークアドレスとブロードキャストアドレスの2つを引いた62が正しい。
- エ(×):64。2の6乗そのもので、−2を忘れた典型的な誤答。ネットワークアドレスとブロードキャストアドレスは機器に割り当てられない。
- オ(×):126。ホスト部を7ビット(/25)として計算した場合の値(2の7乗−2)。
よって ウ。
なぜこの論点を予想したか
過去19年の出題実績を論点別に集計すると、ネットワーク〈第5章〉は延べ101回で全15論点中の最多であり、H19〜R07の19年すべてで毎年3〜10問が出題されている(R07も4問)。第5章の対応過去問表では、サブネットマスクから利用可能ホスト数を求める計算はR05第11問で出題されており、テキストでも「計算問題は解き方を覚えれば確実な得点源」と位置づけられる定番論点である。一方、R06・R07の全問を確認したところサブネット計算の出題はなく、2年連続で計算問題が出ていないため再出題の可能性が高い。