第20問
居酒屋は独占的競争市場の一例として考えられている。このような独占的競争市 場における居酒屋に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答 群から選べ。 a この居酒屋は、周囲の居酒屋が価格を下げた場合でも、製品差別化のおかげで 需要が減少することはない。 b この居酒屋は、正の利潤を見込んで新規の居酒屋が多数参入してくると、製品 が差別化されていたとしても、長期的に利潤はゼロになる。 c この居酒屋は、他の居酒屋とは差別化したメニューを出しているので、価格支 配力を持つ。 d この居酒屋は、プライス・テイカーである。
- ア aとc
- イ aとd
- ウ bとc
- エ bとd
▼ 解答・解説を見る
正解:ウ
解答:ウ
独占的競争市場は、(1)多数の企業、(2)製品差別化(各企業は右下がりの需要曲線=価格支配力を持つ)、(3)参入・退出が自由、という特徴を持つ。製品差別化で短期的には正の利潤を得られても、参入が自由なため長期では利潤がゼロに収束する。
- a(×):製品差別化があっても、財は代替関係にあるため、周囲が値下げすれば自店の需要は減少する。「需要が減少することはない」は誤り。
- b(○):正の利潤を見込んだ新規参入が続くと、差別化されていても需要が奪われ、長期的には利潤がゼロになる。正しい。
- c(○):差別化したメニューにより右下がりの需要曲線に直面し、一定の価格支配力(プライス・メイカー)を持つ。正しい。
- d(×):独占的競争の企業はプライス・メイカーであり、プライス・テイカーではない。誤り。
正しいのはbとc。
よって ウ。