第9問
価格や賃金の硬直性に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の 解答群から選べ。 a SNS を利用したクーポンは、メニュー・コストを引き下げるため、価格の硬 直性の要因となる。 b 企業が優秀な人材を確保するために効率賃金の水準で賃金を支払うことは、賃 金の下方硬直性の要因となる。 c 消費者の属性に応じて多様な価格設定を用意することは、メニュー・コストを 引き上げるため、価格の硬直性の要因となる。 d 名目賃金よりも価格が下方硬直的であることは、実質賃金の下方硬直性の要因 となる。
- ア aとb
- イ aとd
- ウ bとc
- エ cとd
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正解:ウ
解答:ウ
メニュー・コスト(価格改定に伴う費用)が大きいほど価格は変えにくく硬直的になり、小さいほど価格は変えやすくなる。効率賃金仮説は賃金の下方硬直性の代表的説明。
- a(×):SNSクーポンはメニュー・コストを引き下げるので、むしろ価格を変えやすくする=価格の伸縮性を高める要因。価格の硬直性の要因とするのは誤り。
- b(○):優秀な人材確保のため市場均衡より高い効率賃金を支払うと、企業は賃金引き下げをためらうため、賃金の下方硬直性の要因となる。正しい。
- c(○):消費者の属性に応じて多様な価格を設定・管理することは価格改定の手間(メニュー・コスト)を高めるため、価格の硬直性の要因となる。正しい。
- d(×):実質賃金=名目賃金÷価格。価格が名目賃金より下方硬直的なら、名目賃金の方が速く低下し、実質賃金はむしろ低下する(下方に伸縮的になる)。実質賃金の下方硬直性の要因とするのは誤り。
正しいのはbとc。
よって ウ。