第7問
2016 年 月、日本銀行は金融緩和強化のための新しい枠組みとして「長短金利操 作付き量的・質的金融緩和」を導入した。この枠組みでは、「消費者物価上昇率の実 績値が安定的に%を超えるまで、マネタリーベースの拡大方針を継続する」こと とされている。 マネタリーベースに関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解 答群から選べ。 a マネタリーベースは、金融部門から経済全体に供給される通貨の総量である。 b マネタリーベースは、日本銀行券発行高、貨幣流通高、日銀当座預金の合計で ある。 c 日本銀行による買いオペレーションの実施は、マネタリーベースを増加させ る。 d 日本銀行によるドル買い・円売りの外国為替市場介入は、マネタリーベースを 減少させる。 解答群
- ア aとc
- イ aとd
- ウ bとc
- エ bとd DKJC-1A
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正解:ウ
解答:ウ
マネタリーベース(ハイパワードマネー)は、日本銀行が供給する通貨の総量で、「日本銀行券発行高+貨幣流通高+日銀当座預金」で構成される。これと、世の中全体に出回る通貨量を表すマネーストックを区別する。
- a(×):金融部門から経済全体に供給される通貨の総量はマネーストックの説明であり、マネタリーベースの定義ではない。マネタリーベースは中央銀行が供給する基礎的な通貨である。
- b(○):日本銀行券発行高、貨幣流通高、日銀当座預金の合計という定義は正しい。
- c(○):買いオペレーションは日銀が資産を買い入れて資金を供給する操作なので、日銀当座預金が増えマネタリーベースは増加する。
- d(×):ドル買い・円売り介入は市場に円資金を供給する操作なので、マネタリーベースは増加する(減少ではない)。
正しいのは b と c。
よって ウ。