経済学・経済政策 H24年度 第13問

第13問

いま、需要曲線と供給曲線を下図のような直線で表すものとする。 このとき、政府が点線で示されているような形で従量税を課す場合、税収と税の 大きさ(財単位あたりの税)との関係を表す図として、最も適切なものを下記の解 答群から選べ。

第13問の図
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正解:

解答:エ

〔リード〕従量税t(財1単位あたりの税)を課すと、供給曲線が上方にtだけ平行シフトし、均衡取引量が減少する。税収=t×(課税後の取引量)。直線の需要・供給曲線の下では、税収はtの2次関数(逆U字)になる。

数式で確認する。需要 P=a-bQ、供給 P=c+dQ とすると、課税後の供給は P=c+t+dQ。均衡取引量は Q(t)=(a-c-t)/(b+d)。税収 R=t×Q(t)=t(a-c-t)/(b+d)。これは t の2次関数で、t=0と t=(a-c)(取引量がゼロになる税率)で R=0、その中間で最大となる「逆U字(放物線)」を描く。

  • ア(×):右上がりの直線。税が大きくなるほど税収が単調増加し続けることになり、取引量減少(課税ベースの縮小)を無視しているため誤り。
  • イ(×):右下がりの直線。税ゼロで税収が最大、というのは誤り(税ゼロなら税収はゼロ)。
  • ウ(×):右上がりの凸曲線(逓増)。税収が無限に増えることになり、取引量減少効果を反映しておらず誤り。
  • エ(○):原点から立ち上がり、途中で最大に達し再びゼロに戻る逆U字(放物線)。税収=t×Q(t)の2次関数の形状と一致する。いわゆるラッファー曲線型で正しい。

よって

#需要・供給と弾力性

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