2025年8月29日 公表 ランサムウェア 調査中 影響度:特大

ハウステンボスがランサムウェア被害、150万件以上の情報が漏えい

対象組織:ハウステンボス株式会社 / 規模:150万件以上
// WHAT HAPPENED

大型テーマパークがランサムウェア攻撃を受け、150万件以上の情報が漏えいしました。年間パスポート会員やオンラインチケット購入者など、長期にわたって蓄積された顧客情報が対象となりました。

事案の概要データ

時期2025年8月末
漏えい150万件以上
原因ランサムウェア攻撃
業種テーマパーク・レジャー

何が起きたのか

2025年8月末、長崎県のテーマパーク「ハウステンボス」がランサムウェア攻撃を受け、150万件以上の情報が漏えいしました。

テーマパークは、年間パスポートの会員情報、オンラインチケットの購入者情報、ホテルの宿泊者情報など、多様な個人情報を長期にわたって蓄積しています。それが一度の攻撃でまとめて流出した形です。

レジャー業が持つ情報の特性

テーマパークやホテルが持つ情報には、独特の重さがあります。氏名・連絡先だけでなく、「いつ、誰と一緒に来園・宿泊したか」という行動履歴が含まれるためです。家族構成や交友関係が推測できてしまう情報です。

また、年間パスポート会員のように長期の顧客関係がある場合、10年以上前の情報が残っていることもあります。すでに会員でなくなった人の情報まで保持し続けていれば、事故のときの件数はその分だけ膨らみます。

中小企業でも同じことが言えます。過去に一度だけ取引した顧客の情報を、削除の基準もないまま持ち続けているケースは多いはずです。「データは持てば持つほどリスクが増える資産」という視点を持つことが重要です。

時系列で見る経過

中小企業が学ぶべきポイント

  1. 個人情報の保存期間を決めて、期限が来たら削除する。件数を減らすことが最大のリスク低減。
  2. 会員制度・ポイント制度は情報が蓄積しやすい。定期的に休眠会員の整理を行う。
  3. 来場・宿泊履歴のような行動情報は、氏名と切り離して保管する(仮名加工)ことを検討する。
  4. レジャー・宿泊業は「繁忙期に攻撃されると打撃が大きい」。閑散期に訓練と点検を行う。

出典・参考

ご注意
本記事は、各組織の公表資料および報道をもとに、要点をわかりやすく整理したものです。 被害件数は「漏えいした可能性のある最大件数」として公表されている場合があり、実際に漏えいが確定した件数とは異なることがあります。 また、調査の進展により内容が変わる場合があります。正確な情報は必ず出典元の公式発表をご確認ください。

同じ分類の事故

← 新しい記事:ローレルバンクマシンのクラウド「Jijilla」… 古い記事:駿河屋のECサイトが改ざん、カード情報3万431… →

もっと深く学びたい方へ

過去の代表的な事件の解説や、セキュリティ用語の基礎知識もまとめています。