概要

ブルートフォース攻撃(総当たり攻撃)とは、パスワードや暗号鍵を考えられるすべての組み合わせを片端から試して解読・突破しようとする攻撃です。「brute force(力ずく)」の名のとおり、計算力に任せて総当たりするのが特徴です。

パスワードが短く単純なほど短時間で破られます。逆に、文字種が多く桁数の長いパスワードは組み合わせが膨大になり、解読に現実的でない時間がかかるため、パスワードの長さと複雑さが防御の基本となります。

詳細(種類・関連手口)

手口内容
ブルートフォース攻撃1つのIDに対し、全パスワードを総当たりで試す。
辞書攻撃よく使われる単語・パスワードのリストを使って効率的に試す。
リバースブルートフォース攻撃1つのパスワードを固定し、IDの方を次々変えて試す。アカウントロックを回避できる。
パスワードリスト攻撃他サービスから流出したID・パスワードの組を試す(使い回しを悪用)。
「総当たり=ブルートフォース」「よく使う語のリスト=辞書攻撃」「IDを変える=リバースブルートフォース」の違いが頻出。リバース型はアカウントロックが効きにくい点が狙われます。

対策

アカウントロックは有効ですが、リバースブルートフォースやパスワードリスト攻撃には効きにくい面があります。だからこそ多要素認証が最も確実な防御になります。

インシデント事例

管理画面への総当たりログイン

CMSやルータの管理画面に対し、単純な初期パスワードや短いパスワードを総当たり・辞書攻撃で破られ、サイト改ざんやボット化に悪用される事例が後を絶ちません。初期パスワードの変更と複雑化が基本対策です。

リバースブルートフォースによる不正ログイン

「password」などありがちなパスワードを固定し、多数のIDに対して試すリバース型攻撃で、アカウントロックを回避しながら侵入される被害が報告されています。

試験での問われ方