全国での川崎市の順位

1,742市区町村を実際に並べ替えて、川崎市が何位かを数えました。

このページの要点

① 人口7位、製造品出荷額6位。どちらも全国の上位0.4%に入ります。156万人の都市として当然といえば当然ですが、製造では人口以上の順位です。

② 高齢化率の低さ35位、大学卒率41位。1,742市区町村のなかで上位2〜3%。「若くて高学歴」という川崎市の特徴は、全国で見ても際立っています。

③ ただし全部が上位ではない。ごみのリサイクル率は736位(上位42.8%)、男性の平均寿命は539位(上位30.9%)と中位です。

順位の数え方について

e-Statから全市区町村のデータを取得し、実際に並べ替えて順位を求めています。

・政令指定都市の「区」は除いています。川崎区・中原区などを1団体として数えると母数が変わってしまうため、市に含めています。

・東京都特別区部は23区の合計を1団体として扱っています。

・指標によって母数が違います(1,455〜1,742)。その指標のデータがない市町村があるためです。

10指標での順位

全国順位(上位からの位置)

棒が短いほど上位です。数字は「上位何%か」を表します

読み方:棒が短いほど全国で上位という意味です。
もっとも上位なのは総人口(上位0.4%)と製造品出荷額等(上位0.4%)。次いで高齢化率の低さ(2.0%)、大学・大学院卒率(2.4%)、財政力指数(4.0%)と続きます。
いっぽう棒が長いのはごみのリサイクル率(42.8%)と男性の平均寿命(30.9%)。この2つは全国では中位です。川崎市が「何でも上位」というわけではないことがわかります。

出典:総務省「社会・人口統計体系(市区町村データ 基礎データ)」をもとに、全市区町村を並べ替えて算出

順位の一覧

指標名をクリックすると、その指標の全国トップ5が下に表示されます

解説:全国のなかの川崎

上位0.4%に入る2つの指標

全国1,742市区町村のなかで、川崎市がもっとも高い順位につけるのは総人口(7位)と製造品出荷額等(6位)です。どちらも上位0.4%にあたります。

人口7位は、東京都特別区部・横浜市・大阪市・名古屋市・札幌市・福岡市に次ぐ位置。156万人という規模を考えれば妥当な順位です。

注目すべきは製造品出荷額等の6位です。人口の順位を上回っています。「製造品出荷額等の推移」のページで見たとおり、川崎市の出荷額はピークの1986年から6割減りました。それでも全国6位です。臨海部のコンビナートが持つ規模の大きさが、この順位に表れています。

「若くて高学歴」は全国でも上位2〜3%

高齢化率の低さは全国35位(上位2.0%)、大学・大学院卒率は41位(上位2.4%)。

「政令指定都市20市 データ比較」のページでは高齢化率が20市で1位(最低)、「市民の最終学歴」のページでは大卒率が20市で1位でした。政令市のなかだけでなく、全国1,742市区町村のなかでも上位2〜3%に位置します。

ただし高齢化率で川崎市より低い市区町村が34あります。その多くは、東京圏や大都市近郊の新興住宅地です。開発が新しい街ほど若い——という関係のなかで、156万人規模の都市が35位に入っているのは特筆に値します。

財政力指数58位の意味

財政力指数1.02は全国58位(1,459団体中、上位4.0%)です。

「財政力指数・経常収支比率」のページで見たとおり、政令指定都市20市では1位でした。全国で見ると58位——上には原子力発電所や大規模工場を抱える小さな自治体が並びます。人口規模が小さく、大きな税源をひとつ持つ自治体は、財政力指数が極端に高く出るためです。

156万人という規模でこの水準を保っているのは、川崎市だけといってよい——順位の数字だけでなく、その意味を読む必要があります。

中位にとどまる2つの指標

いっぽうで、全国では中位にとどまる指標もあります。

ごみのリサイクル率18.8%は736位(上位42.8%)。「ごみ排出量とリサイクル率」のページで見たとおり、1人1日あたり排出量では政令市20市で最少でした。しかしリサイクル率は全国で見ると平均並みです。「出さない」ことでは優等生だが、「再生する」ことでは平均という構図が、全国比較でも確認できます。

男性の平均寿命81.7歳は539位(上位30.9%)。女性の88.2歳が189位(上位10.8%)であるのに対し、男性は明らかに順位が下がります。「平均寿命」のページで見たとおり、市内でも麻生区84.00歳と川崎区78.80歳で5.2年の差があり、区による差が大きい。その平均が全国では中位という結果になっています。

順位をどう使うか

全国順位は、都市の性格を掴むには便利ですが、そのまま「良い/悪い」の評価にはなりません。

母数1,742のなかには、人口1,000人未満の村から900万人超の東京都特別区部までが含まれます。規模がまったく違う自治体を同じ物差しで並べているという前提を忘れないでください。とくに率や1人あたりの指標では、小さな自治体が極端な値で上位に来ることがあります。

実務で使うなら、「政令指定都市20市 データ比較」のページのように、規模の近い都市どうしで比べるほうが役に立ちます。このページは「全国のなかでのおおまかな位置」を掴むためのものとしてお読みください。

データの注意点

順位は、e-Statから全市区町村のデータを取得して実際に並べ替えて算出しています。公式に発表されている順位ではありません。

政令指定都市の「区」は順位計算から除いています。川崎市の7区を個別に数えると母数が変わり、市どうしの比較ができなくなるためです。東京都特別区部は23区の合計を1団体として扱っています。

指標によって母数が異なります(1,455〜1,742)。製造品出荷額等(1,455)や財政力指数(1,459)で母数が小さいのは、その指標のデータがない市町村があるためです。

指標によって年が異なります。各行に年を表示しています。