LiDARとは
LiDAR(Light Detection and Ranging:光検出と測距)とは、レーザー光を発射し、対象物からの反射光が戻ってくるまでの時間を計測して距離を精密に測定するセンサー技術です。周囲環境の3D点群データを高精度に取得でき、自動運転やロボティクスに不可欠な技術です。
LiDARの種類と仕組み
LiDARは大きく機械式LiDARとソリッドステートLiDARに分類されます。機械式LiDARは回転するミラーやレーザーモジュールで360度の走査を行い、周囲全体の点群を取得します。Velodyne、OusterなどのLiDARが代表例です。ソリッドステートLiDARは可動部品を持たず、MEMSミラーやフラッシュLiDARなどの技術を使用します。小型・低コストで信頼性が高いため、量産車向けに注目されています。iPhoneのProモデルに搭載されているのもLiDARの一種です。
LiDARの応用
LiDARは自動運転の環境認識(3D物体検出、車線認識)、地形測量、森林資源調査、考古学的遺跡の発見、建築のBIM(Building Information Modeling)、気象観測(大気中の粒子計測)など、幅広い分野で活用されています。カメラとLiDARの融合(センサーフュージョン)により、両者の長所を組み合わせた高精度な3D認識が実現されています。