ASI(超知能)

Artificial Superintelligence

ASI(超知能)とは

ASI(Artificial Superintelligence:超知能)とは、あらゆる知的領域において人類全体の知能を超越する人工知能を指す概念です。AGI(汎用人工知能)の次の段階として位置づけられ、科学的発見・創造性・社会的判断などすべての面で人間を凌駕する存在と想定されています。

表:ASI(超知能)の要点まとめ
ひとことで言うとあらゆる分野で人間の知能を大きく超える、仮想的なAI。
現状理論上の概念であり、実現の見通しも可否も定まっていない。
注意点制御可能性が最大の論点。存在リスクの議論はここを前提にしている。

知能爆発の仮説

数学者I.J.グッドが1965年に提唱した「知能爆発(Intelligence Explosion)」の仮説では、自身を改良できる超知能AIが誕生すると、改良の連鎖が加速度的に進み、人間の理解を超えた知能レベルに到達するとされます。この仮説は技術的特異点(シンギュラリティ)の議論とも密接に関連しています。

図:ASIをめぐる論点
1AGIが実現したとして人間並みのAI
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2自己改良を始める自分でより良いAIを作る
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3急速に能力が向上知能爆発の仮説
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4制御できるか最大の論点
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5あくまで仮説実現性は未知

ASIのリスクと議論

ASIの実現は人類にとって最大の恩恵にも最大の脅威にもなりうると議論されています。ニック・ボストロムの「スーパーインテリジェンス」やスチュアート・ラッセルの研究は、ASIが人間の価値観と整合しない目標を追求した場合の存在的リスク(Existential Risk)を警告しています。

現在の位置づけ

ASIは現時点では理論的概念であり、実現時期についても数十年後から「到達不可能」まで見解が分かれています。しかしAI技術の急速な進歩を背景に、ASIの可能性を真剣に検討する研究機関や政策機関が増えています。