オープンソースライセンス(AI)

Open Source License for AI

オープンソースライセンス(AI)とは

オープンソースライセンス(AI)とは、AIモデルやAIソフトウェアの公開・配布・利用に関する許諾条件を定めたライセンスのことです。Meta社のLlamaやStability AIのStable Diffusionなど、多くの重要なAIモデルがオープンソースまたはそれに類する形で公開されています。

表:オープンソースライセンス(AI)の要点まとめ
ひとことで言うと公開AIモデルを使う際の、利用・改変・再配布の条件。
注意すべき点「オープン」と称していても、商用利用や規模に制限がある場合がある。
注意点モデルのライセンスと、学習データのライセンスは別物。両方を確認する。

AI特有のライセンス課題

従来のオープンソースライセンス(MIT、Apache 2.0、GPL等)はソフトウェアのソースコードを対象としていますが、AIモデルにはコードだけでなく、学習済みパラメータ(重み)、学習データ、モデルアーキテクチャ、ファインチューニング手法などの要素があり、それぞれの利用条件を明確にする必要があります。

図:モデルのライセンス確認
1ライセンス種別を確認Apache/MIT/独自
▶
2商用利用の可否業務で使えるか
▶
3改変・再配布の条件公開義務があるか
▶
4利用者数の制限規模による制限の有無
▶
5帰属表示の義務クレジット記載の要否

責任あるAIライセンス

BigScience OpenRAILやLlama Community Licenseなど、AI特有のライセンスが登場しています。これらのライセンスはモデルの自由な利用を認めつつ、悪用(差別、虚偽情報生成、監視等)を制限する「利用制限条項」を含んでいることが特徴です。従来のオープンソースの定義(利用目的を制限しない)とは異なるため、厳密にはオープンソースとは呼べないとする意見もあります。

商用利用と制限

AI モデルのライセンスは商用利用の可否や制限が重要なポイントです。完全に自由な商用利用を認めるもの、ユーザー数や売上に制限を設けるもの、非商用利用に限定するものなど様々です。