汎用目的AI(GPAI)とは
汎用目的AI(GPAI: General-Purpose AI)とは、EU AI Actにおいて定義された概念で、特定の目的に限定されず、幅広いタスクに適用可能なAIモデルのことです。GPT-4やGemini、Claudeなどの大規模言語モデル(LLM)がこの定義に該当します。
GPAIモデルに課される義務
GPAIモデルの提供者には、技術文書の作成・維持、下流の提供者への情報提供、EU著作権法の遵守、訓練データの要約の公表などの透明性義務が課されます。これらの要件は、GPAIモデルがどのような下流用途に利用されるか提供者側で予測できないことへの対応です。
システミックリスクを持つGPAI
訓練に使用された計算量が一定の閾値(10^25 FLOP)を超えるGPAIモデルは「システミックリスク」を有するとみなされ、追加の義務が課されます。モデル評価の実施、システミックリスクの評価と軽減、重大インシデントの報告、サイバーセキュリティの確保などが求められます。
オープンソースモデルへの配慮
EU AI Actでは、オープンソースのGPAIモデルについて一部の義務を免除する規定が設けられています。ただし、システミックリスクを有するモデルについてはオープンソースであっても追加義務が適用されます。