ジョン・マッカーシー

John McCarthy

ジョン・マッカーシーとは

ジョン・マッカーシー(John McCarthy, 1927-2011)は、アメリカの計算機科学者であり、「人工知能(Artificial Intelligence)」という用語の名付け親として知られています。AI研究の創始者の一人であり、1971年にはチューリング賞を受賞しました。

ダートマス会議の提案

マッカーシーの最も重要な貢献の一つは、1956年のダートマス会議の主催です。彼はマービン・ミンスキー、クロード・シャノン、ナサニエル・ロチェスターとともにこの会議を提案し、「Artificial Intelligence」という用語を提案しました。この命名により、散在していた研究が一つの学問分野として確立されました。

LISPの開発

1958年、マッカーシーはプログラミング言語LISPを開発しました。LISPは記号処理に優れ、AIプログラミングの標準言語として数十年にわたり使用されました。ガベージコレクションや再帰関数などの革新的な概念を導入し、プログラミング言語の発展にも大きな影響を与えました。

その他の貢献

マッカーシーは時分割(タイムシェアリング)コンピューティングの概念も提唱し、これは現代のクラウドコンピューティングの先駆けとなりました。MITとスタンフォード大学にAI研究所を設立し、数十年にわたりAI研究コミュニティを育成しました。「AI」という言葉を生み出し、研究の方向性を定めた功績は、AI史において計り知れないものがあります。