パイプライン(エージェント)

Agent Pipeline

パイプライン(エージェント)とは

エージェントにおけるパイプライン(Agent Pipeline)とは、複数の処理ステップを直列に接続し、前のステップの出力を次のステップの入力として順次処理していく実行パターンのことです。データ処理パイプラインの概念をAIエージェントの文脈に適用したものです。

表:パイプライン(エージェント)の要点まとめ
ひとことで言うと複数の処理を決まった順につないで、流れ作業として実行する構成。
どこで使う受信→抽出→検証→登録のような、手順が固まっている業務の自動化。
注意点各段階の入出力形式を明確にしないと、途中で壊れやすい。

パイプラインの構成

典型的なエージェントパイプラインは、入力の前処理(意図の分類、パラメータの抽出)、推論・計画(LLMによる行動の決定)、アクション実行(ツールの呼び出し)、結果の後処理(フォーマット変換、品質チェック)、出力の生成という一連のステップで構成されます。

図:エージェントパイプラインの例
1受信メールや書類が届く
▶
2抽出必要項目を取り出す
▶
3検証形式や整合性を確認
▶
4登録システムに書き込む
▶
5通知完了または要確認を連絡

パイプラインの利点

パイプラインアーキテクチャの利点は、各ステップが独立しているため開発・テスト・保守が容易であること、ステップの追加・削除・入れ替えが柔軟にできること、各ステップに異なるモデルやツールを割り当てられること、デバッグ時にどのステップで問題が発生したかを特定しやすいことです。

動的パイプライン

従来の固定的なパイプラインに加え、最近ではLLMが実行時にパイプラインの構造を動的に決定する「動的パイプライン」も登場しています。タスクの性質に応じて必要なステップを自動的に構成し、最適な処理フローを生成できるため、より柔軟な対応が可能です。