A2Aプロトコル

Agent-to-Agent Protocol (A2A)

A2Aプロトコルとは

A2Aプロトコル(Agent-to-Agent Protocol)とは、異なるAIエージェント間の通信と連携を標準化するためのオープンプロトコルです。2025年にGoogleが提唱し、異なるフレームワークやベンダーのエージェント同士が相互に協力してタスクを遂行できるようにすることを目指しています。

表:A2Aプロトコルの要点まとめ
ひとことで言うと異なるAIエージェント同士が、やりとりして協力するための共通規格。
何がうれしいか別々のベンダーが作ったエージェントでも、仕事を引き継ぎ合える。
注意点まだ発展途上の規格。相手の身元確認と権限の管理が課題。

MCPとの違い

MCPがAIエージェントとツール(データソースや機能)の間の接続を標準化するのに対し、A2AはAIエージェント同士の通信を標準化します。MCPは「AIがツールを使う」ためのプロトコルであり、A2Aは「AIがAIと協力する」ためのプロトコルです。両者は補完関係にあり、組み合わせて使用されることが想定されています。

図:エージェント同士の連携
1能力を公開何ができるか宣言
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2相手を見つける適任のエージェントを探す
▶
3依頼を送る共通形式でタスクを渡す
▶
4結果を受け取る進捗と成果物
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5統合して完了全体の目標を達成

A2Aの主要概念

A2Aでは、エージェントの能力を記述する「エージェントカード」、タスクの管理を行う「タスクオブジェクト」、メッセージ交換のための「メッセージング」、コンテンツのストリーミングなどの概念が定義されています。エージェントカードにより、他のエージェントが相手の能力を発見し、適切なタスクを委譲できます。

マルチエージェントへの貢献

A2Aプロトコルにより、企業は異なるベンダーのAIエージェントを組み合わせてマルチエージェントシステムを構築できるようになります。これにより、特定ベンダーへのロックインを回避しつつ、各エージェントの得意分野を活かした高度な自動化が実現可能になります。