付録A 重要略語・計算公式早見表

経営情報システムはIT略語の理解計算パターンで得点が決まります。直前期に一気に確認できるようまとめました。

1. 数値の計算(第1・8章)

  • 2進数→10進数:各桁を「2の累乗 × ビット」で足す(例:1011₂ = 8+0+2+1 = 11)
  • 記憶容量の単位:K(10³)< M < G < T(1000倍ずつ)
  • 稼働率 = MTBF ÷(MTBF + MTTR)
  • 直列システム:稼働率の掛け算(a × b)
  • 並列システム:1 −(1 − a)×(1 − b)
  • レスポンスタイム(応答時間)とスループット(単位時間の処理量)を区別

2. RAIDの種類(第8章)

RAID 特徴
RAID0(ストライピング) 分散して高速化。冗長性なし(1台壊れると全滅)
RAID1(ミラーリング) 同じデータを2台に複製。信頼性は高いが容量効率は半分
RAID5 パリティを分散。1台の故障まで復旧可能

3. ネットワーク(第5章)

  • OSI参照モデル7層:物理・データリンク・ネットワーク・トランスポート・セッション・プレゼンテーション・アプリケーション
  • IPアドレス(IPv4):32ビット。サブネットマスクでネットワーク部とホスト部を分ける
  • ホスト数 = 2^(ホスト部ビット数) − 2(ネットワークアドレスとブロードキャストを除く)
  • 主なプロトコル:HTTP(Web)・SMTP/POP(メール)・DNS(名前解決)・DHCP(IP自動割当)

4. データベース(第4章)

  • 関係演算:選択(行を抽出)・射影(列を抽出)・結合(表を繋ぐ)
  • 正規化:第1(繰り返しをなくす)→第2(部分関数従属をなくす)→第3(推移的関数従属をなくす)
  • ACID特性:Atomicity(原子性)・Consistency(一貫性)・Isolation(独立性)・Durability(永続性)

5. 暗号・セキュリティ(第7章)

  • 共通鍵暗号:暗号化と復号で同じ鍵。高速だが鍵配送問題あり(例:AES)
  • 公開鍵暗号:公開鍵で暗号化・秘密鍵で復号。鍵配送不要だが低速(例:RSA)
  • 電子署名:送信者の秘密鍵で署名、受信者は公開鍵で検証(=なりすまし・改ざん検知)
  • 情報セキュリティの3要素:機密性・完全性・可用性(CIA)

6. システム開発・管理(第9・10章)

  • 開発モデル:ウォーターフォール(後戻りしない)/アジャイル(短い反復)/スパイラル
  • テスト:ブラックボックス(仕様ベース=同値・境界値)/ホワイトボックス(内部構造=網羅)
  • クリティカルパス:アローダイアグラムで所要日数が最長の経路(=全体の最短完了日)
  • ファンクションポイント法:機能の数と複雑さから開発規模を見積る

7. 経営情報システム(第11章)

  • ERP:企業資源を統合管理/CRM:顧客関係管理/SCM:供給連鎖管理/SFA:営業支援
  • BI・DWH:蓄積データを分析し意思決定を支援
  • DX:デジタル技術でビジネスモデル・業務を変革

💡 使い方:略語は「正式名称→意味」の順で。稼働率(直列は掛け算・並列は1から引く)とサブネット計算は頻出です。

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